眞鍋ジャパン、ブラジル戦の注目は荒木彩花　前回大会は怪我で離脱の“後輩”に元日本代表の石井優希「推しです」【ネーションズリーグ】

パリ五輪出場権をかけた最後の戦い、バレーボールネーションズリーグの第1週トルコラウンドを、3勝1敗で終えた女子日本代表。第2週は決戦の地をマカオに移し、28日にブラジル戦（世界ランク2位）を迎える。トルコラウンド最終戦、ポーランド戦の試合の解説を務めた元日本代表の石井優希さん（33）にブラジル戦や今後のみどころを聞いた。

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南波雅俊アナウンサー：ポーランドとの一戦、なんか悔しいですね。

石井さん：そうですね。1セット目の後半が、そこからの流れだったのかなと思いますね。

南波：ポーランドの粘りがすごかったです。

石井：あんなに拾うと思ってなくて正直。なので日本がなかなか攻撃を決められなくて苦しんでましたよね。1セット目リードしてたのに落としてしまったっていうところでやっぱチームの雰囲気っていうのもやっぱちょっと暗くなってしまいますし、バレーってリズムのスポーツではあるので、そこがちょっと難しくなったかなと思います。石川（真佑）選手（24）は本当にディフェンスが光ってたなっていうふうに。あとはやっぱり和田（由紀子）選手（22）。途中から入って点数を取るって難しいんですけど、流れを変えてくれる得点がたくさんあったなっていうふうに思います。

南波：物怖じしなかった？

石井：そうですね、もう堂々としてますし、（代表2年目だけど）いやもうベテラン感ありますよね。すごかったです。

南波：あとやっぱりね、荒木（彩花）選手（22、久光スプリングス）なんかが出てきたときは気持ちが入ったんじゃないですか？

石井：やっぱり所属が同じ（石井さんは現役時代、久光スプリングス所属）なので、かわいいですよね。なので、頑張れって思いながら出番はちょっと少なかったですけどこれからに期待です。

南波：荒木さんのかわいいエピソードがもしあれば。

石井：荒木は今の代表もそうですけど本当に愛される人柄で、結構先輩もいじったりできるタイプなんですよ。いじったりいじられたりして。何て言うんですかね、なんかかわいいんですよ～笑。どう説明していいかわかんないんですけど、推しです（笑）

南波：推しですか？（笑）石井さんの推しの荒木選手。石井さんのこともいじったりしてくることは？

石井：はい、いじってきます。

南波：どんな感じですか？

石井：もうなめてますよね。笑

南波：（笑）

石井：ご飯とか2人で行ったことあるんですけど、もう「優希さんの彼氏にしてください」とか。なんかそういうのがかわいいですよね。あざいといんですよ。

南波：あざとい？（笑）

石井：絶対計算です。

南波：（笑）試合は熱いですけど、そういう瞬間も映るかもしれませんのでぜひ注目をと思います。そして女子は舞台をマカオに移して、初戦はブラジル戦（日本時間28日）。ブラジルといいますとやっぱり（昨年の）パリ五輪予選ですよね。最後の戦いで、勝てばどっちかが（切符を獲得する）という勝負で、フルセットで日本が破れた。

石井：ブラジルとは去年最終予選以外にもフルセット、もう2点差ギリギリっていう展開が多いので、マカオラウンドの初戦ですから今回のトルコみたいにやっぱり取って勢いに乗りたいですよね。

南波：これからはブラジルに関わらず、結構試合が続いていくじゃないですか。あと（福岡ラウンドを含め）8試合ですか、予選ラウンド。どのあたりがやっぱり石井さんの中では山だと…？

石井：ブラジル、アメリカ、あとは中国ですね。アジア枠を取りたいので、直接対決っていうところで、勝ちたいですね。

南波：（中国戦は）マカオラウンドの3戦目（日本時間31日）。

石井：あと韓国。

南波：韓国は福岡ラウンド（6月12日～）での初戦ですね。

石井：アジアでトップを取りたいですよね。

南波：そうですよね、アジアトップになればその段階でね、（パリに）行けますもんね。ポーランド戦は石川選手に注目というふうにおっしゃっていましたけど、どうですか？荒木選手がかわいいっていう声もありましたけど、石井さんの注目選手は、ズバリ。

石井：そうですね1人は荒木選手。やっぱり頑張ってほしい。去年のネーションズリーグは怪我で苦しい思いをして。去年のネーションズリーグは怪我をするまでは本当に活躍してたんですよ。

南波：すごかったですよね。

石井：なので、マカオラウンド、その後の福岡ラウンドも。コートの中で得点を決めてる姿を見たいなって思います。

南波：今は朝5時起きで、コンディショニングをしてるらしいですよ。

石井：早くないですか？（笑）寝られてるのかな？

南波：（笑）そんな荒木選手に注目してください。

※トップ画像は荒木選手

■日本がパリ五輪出場権を獲得するには…
現時点で出場を決めているのは、五輪開催国のフランスのほか、ドミニカ共和国、セルビア、トルコ、ブラジル、アメリカ、ポーランドの7チーム。残りの5枠は今大会の予選ラウンド終了時の世界ランキングによって決定し、日本が切符をつかむには、アジアで最上位になるか、アジアとアフリカそれぞれの最上位を除く上位3チームに入る必要がある。