福島第一原発2号機で燃料デブリの試験的取り出しが予定されていますが、東京電力はきょう、取り出しに使われる装置を報道陣に公開しました。
福島第一原発の1号機、2号機、3号機には、あわせて880トンの燃料デブリがたまっているとみられていて、東京電力は今年10月までに、2号機から数グラム程度を試験的に取り出すことを計画しています。
東京電力はきょう、試験的取り出しに使う「テレスコ式」と呼ばれる、全長およそ20メートルほどの釣り竿のような装置を報道陣に初めて公開しました。
東京電力は試験的に取り出した燃料デブリに、ウランなどの核物質がどの程度含まれているかなどの分析を行ったうえで、燃料デブリの本格的な取り出しに向け、保管方法を検討するとしています。