欧州特許庁。世界最強の永久磁石を発明した佐川眞人氏が 2024 欧州発明家賞のファイナリストに選出

2024-05-29 11:00

ミュンヘン, 2024年5月28日 /PRNewswire/ -- 磁石は世界中でさまざまな最新技術に貢献しています。特にネオジム磁石は、携帯電話、MRIスキャナー、電気自動車のモーターおよび発電機、ABSブレーキ、風力発電、セキュリティシステム、ポンプ、アクセサリーなど幅広く使われています。その役割は、部品の固定、発電、医療機器の計測、部品の浮揚など多岐にわたります。これら多くの利点を持つネオジム磁石は世界中に普及し、私たちの世界の仕組みを変えました。ネオジム磁石の発明者である佐川氏は、この功績により、今年の欧州発明家賞の非ヨーロッパ諸国部門で、550人の候補者からファイナリストに選出されました。

佐川氏は、1970年代後半から1980年代初頭に、当時最強の永久磁石だったサマリウムーコバルト磁石に対し、コバルトより安価で資源が豊富な鉄を使った磁石の研究を開始しました。さまざまな金属間化合物と組織の研究を経て、プロセスのブレークスルーに成功した佐川氏は、強力な磁石を生み出しました。このプロセスは「焼結法」と呼ばれ、真空中の加熱によって磁石原料の粉砕粒子を結合して固める工程です。同時期に同じ化合物の磁石が別のプロセスで開発されましたが、佐川氏の開発した焼結法で作られたネオジム磁石が世界で最も強力な磁石になりました。

佐川氏は、欧州発明家賞の非ヨーロッパ諸国部門のファイナリストとして選出された3名のうちの1人です。優れた業績が認められた他のファイナリストは、航空機移動における騒音と二酸化炭素排出量の削減でフェルナンド・カタラーノ氏とミカエル・カルモ氏が率いるブラジルのチームと、ディスプレイ光学とソフトウェアの進歩によりグラスレス3Dイメージングを実現した米国を拠点とするデビッド・ファタル氏です。EPOは、2024年7月9日にマルタ共和国からライブストリーミングされる式典で受賞者を発表します。また当日はカテゴリー受賞に加えて、オンラインの一般投票によって選ばれる「ポピュラープライズ」の受賞者を発表します。投票は式典当日まで受け付けます。

  1. 「ママ頑張ってね、いってらっしゃい」が最期のやりとりに…男の子(2)と父親ら3人死亡事故 母親らが初めての胸の内を明かす「飲酒運転は本当に許せない」 群馬・伊勢崎市
  2. ビル解体工事現場から落下したコンクリート片が直撃した男性警備員死亡 東京・港区
  3. 右腕は切断され、売られた アルビノの体を呪術に使用 “これはビッグビジネス” ザンビアに残る“迷信”の実態
  4. 「工場で働いているのは高校卒業レベル」発言の新潟県・上越市長 不信任決議案は否決
  5. あすは関東~東海で激しい雨 また西日本~東日本では危険な暑さ戻る
  6. 「呪術目的で血を抜かれた」4歳で親族に切りつけられ…アルビノのパラ五輪選手「差別」「迷信」との闘い
  7. 広島市のクリニックで塩素ガス発生か 透析の準備中、薬剤を間違えて混ぜたか 9人が搬送
  8. 重要指名手配 見立真一容疑者(45)は今どこに…事件から12年 警視庁捜査一課長“六本木クラブ襲撃事件”をカメラに初めて語る
  9. 今年の夏も“観測史上最も暑い夏”に… 日本は将来どこまで暑くなる? 熱中症の10倍の死者を出す“熱疲労”とは
  10. 菊地亜美さん ご近所に自宅の場所をうわさされ…「一生起き上がれなくなった」 続くうわさ話に 「複雑な気持ちになった」
  11. “拳銃マニア”の会社員男逮捕 殺傷能力ある拳銃など所持か 自宅の銃専用ガレージにはモデルガンや猟銃100丁以上 警視庁
  12. クリニックで塩素ガス発生か「薬剤を間違えて混ぜてしまい」 搬送された9人全員が入院 広島市・中区
×