【インタビュー】大原優乃、「甘利田先生のような教師が実際にもいたらよかったなと思いました」

2024-06-07 18:45

俳優の大原優乃が、市原隼人主演の人気シリーズ、その劇場版最新作『おいしい給食 Road to イカメシ』に出演した。ドラマ版シーズン3に続いて新米英語教師の比留川愛役を演じた大原に、これだけ長く愛され続け、今なおファンが増え続けている同シリーズの魅力を聞いた。

―『おいしい給食』シリーズの劇場版最新作が公開になりましたが、最初はドラマ版のシーズン3への出演でした。主演の市原隼人さんほか、スタッフ&キャストが揃っている中への参加だったと思いますが、最初の印象はいかがだったでしょうか。

この作品に携わるすべての部署の方たちが深い作品愛を持っている現場でした。ワンカットを撮るにあたっても、それぞれの部署の方たちがその時のベストな判断で動いて、そのワンカットに想いを込めて撮影している現場だったのですが、これは当たり前のようでいて、なかなかない現場だなと思いました。それがとても印象的でした。

―演じられた役柄は新米英語教師の比留川愛というキャラクターでしたが、演じる上で何を大切にしていましたか。

この『おいしい給食』シリーズは1980年代の、昭和の年代が舞台の物語なので、まず役作りとしては、所作であったり、声のトーンを意識して演じさせていただきました。あとはヘアスタイルも当時の“聖子ちゃんカット”に似せて作っていただいているので、役柄に合わせて自分のヘアスタイルも変えて撮影現場には入らせてもらっていました。

―このシリーズではお腹が空いてしまうほどおいしそうな給食も毎回のお楽しみですが、給食にまつわる思い出はありますか。

わたしが給食を食べていた時期は小学生の頃だったのですが、その当時は食べるスピードがとても遅かったんです。昼休みになってもひとり机を下げて、教室で残って食べているような子どもでした。

この映画の中で「給食は戦いです!」と、給食と戦っている生徒の子が出て来るのですが、わたしもまさにその小学生の当時、彼のような気持ちで給食は戦いというイメージだったので、この作品に出会った時に甘利田先生のような教師が実際にもいたらよかったなと思いました。

―甘利田先生は給食命の破天荒なキャラクターなので、面白おかしく描かれていますが、それだけではないところがポイントですよね。

一見すると給食のことを言っているようで、その裏には教育であったり、社会に対しても刺すようなセリフを言っていたりするんです。給食だけでなく、全ての世代の方に必ず刺さるセリフがある作品だなと思います。

―また、比留川先生は甘利田先生の影響で人生の一歩を踏み出すようなところもあったかと思いますが、ご自身でもターニングポイントになったと思うような出来事、出会いはありましたか。

もともと10歳の頃からグループでの活動をさせていただいていて、そのグループの活動終了後、個人でお仕事をするようになってから初めてレギュラーでお芝居をさせていただいた作品が『3年A組 ―今から皆さんは、人質です』という作品でした。それまでは自分の意思を周囲に上手く伝えて来れなかったということもあり、この作品に出会ったことで自分も周りもいい意味で変わった、転機になったのかなと思います。

初めていただいた連続ドラマの役で、オーディションで自分でつかめたということもうれしかったのですが、周りの生徒役のみなさんは、たくさんの現場を経験されているお芝居の先輩方だったので、同世代とはいえ、そういった意味でいろいろな刺激をいただいて、焦りもありましたし、より目標が明確になった時期でした。

―最後なりますが、作品を楽しみにしている方たちへメッセージをお願いいたします。

笑って泣いてお腹が空く給食スぺクタクルコメディーというジャンルがこの映画で提示されていると思いますが、まさにそのとおりだなと思います。給食というものを通していろいろなドラマが描かれているので、ぜひこの映画のメッセージをどの世代の方にも受け取っていただけたらと思います。

(C) 2024「おいしい給食」製作委員会
公開中

The post 【インタビュー】大原優乃、「甘利田先生のような教師が実際にもいたらよかったなと思いました」 first appeared on YESNEWS | 超肯定的ニュースサイト.
  1. 全日本4連覇の坂本花織、2024年の漢字は“積” 圧巻フリーも「数字(順位)見るまで気を抜けなかった」
  2. 9歳の男の子が『大型犬の赤ちゃん』を吸いまくった結果…5年後に見せた『まさかの光景』が27万再生「共感出来過ぎて笑った」「癖が強いw」
  3. 『寒がりな犬種』5選 冬場に弱いワンコの特徴や寒がっているときにする行動まで
  4. 坂本花織が史上9人目の4連覇!島田麻央21年ぶりジュニアVならず、樋口が3位【全日本フィギュア】
  5. 猫とすごす『クリスマス』に潜む危険なトラブル3選 聖夜を安全にすごすには
  6. お散歩中、橋の上で『初恋の相手』を見つけたら、犬が…一生懸命に近づこうとする『尊い光景』が19万再生「頑張ってる後ろ姿尊い」「胸キュン」
  7. 犬が『幸せ』を感じる瞬間とは?どんなときに充実感を覚えるの?主な判断基準まで
  8. 赤ちゃん犬をお迎えしたら、先輩犬と険悪なムードに…あまりにも尊い『心を許していく軌跡』が泣けると37万再生「仲良しになってる」と大絶賛
  9. 安倍昭恵氏「トランプ次期大統領は戦争をしたくない人」安倍元総理とトランプ氏の夕食会のやりとり明かす
  10. 『猫がいない』と思って必死に探していたら…予想外すぎる『見事な擬態』が148万表示「違和感がないw」「完全に置物で笑った」
  1. 教員の「定額働かせ放題」改善は?ほぼ休憩無しで“10時間勤務”小学校の先生に1日密着【news23】
  2. 水難事故で中学生(14)が死亡 千葉・香取市 大須賀川
  3. 【石田純一】 「なくなったものはしょうがない」 現在も歳を忘れて仕事に没頭
  4. 長野県・信濃町、きょうだけで新たに50cm以上の積雪 日本海側は23日以降も大雪に注意
  5. 【大雪情報】24日にかけ更に積雪増加 東北・北陸の予想降雪量は70cm 猛吹雪となる可能性も【予報士解説】
  6. 「友人が川に落ちて浮かんでこない」千葉・香取市で中学3年の男子生徒が川に転落し死亡 同級生と釣りに来ていたか
  7. 【本田紗来】アイドルチックな衣装に “来世ではアイドルになりたい” 推し活は「FRUITS ZIPPER」
  8. 襲撃の機会を伺っていた可能性も 平原政徳容疑者(43)は店内が見える位置に駐車 北九州市・中学生2人殺傷事件
  9. 米・テキサス州 ピックアップトラックがショッピングセンターに突っ込み5人けが 運転手は射殺
  10. 9歳の男の子が『大型犬の赤ちゃん』を吸いまくった結果…5年後に見せた『まさかの光景』が27万再生「共感出来過ぎて笑った」「癖が強いw」
  11. Googleの独禁法違反を認定 公正取引委員会が初の排除命令へ
  12. 坂本花織が史上9人目の4連覇!島田麻央21年ぶりジュニアVならず、樋口が3位【全日本フィギュア】
×