deCODE genetics:人間におけるミトコンドリアDNA変異の速度、性質、および伝達

2024-06-08 00:00

deCODE geneticsの新しい研究では、64,806人のアイスランド人の家系図と配列データを使用して、ミトコンドリアDNAmtDNAの変異の速度と性質、および母系伝達の特異な動態を明らかにしています

アイスランド、レイキャビク, 2024年6月7日 /PRNewswire/ --Amgenの子会社であるdeCODE geneticsの科学者たちは、本日Cellに発表された論文で、116,663組の母子ペアを対象にしたヒトの生殖細胞mtDNA変異とその伝達に関するこれまでで最大の研究を紹介しています。この研究では、MELAS症候群を引き起こすことで知られる位置3243の有害なA>G変異を含む、mtDNAの一部の位置における驚くべき高変異性の範囲が記録されています。この変異は2,548の母系家系図の中で15回発生しましたが、保有者の健康に深刻な影響を与えるため、通常は数世代後には消滅しました。

Kari Stefansson senior author on the paper and CEO of deCODE genetics with Agnar Helgason and Erla Rut Arnadottir, scientists at deCODE genetics and authors on the paper
Kari Stefansson senior author on the paper and CEO of deCODE genetics with Agnar Helgason and Erla Rut Arnadottir, scientists at deCODE genetics and authors on the paper

家系図において、このような短命の有害なmtDNA変異に対する淘汰が多く見られるという強力な総合的証拠が明らかになりました。deCODEチームはまた、ミトコンドリアに影響を与える負の選択、いわゆる生殖系列選択が初期に広範囲にわたって起こることを示すエビデンスも報告しています。生殖系列選択では、卵母細胞の成長中に機能不全のミトコンドリアDNA分子が廃棄されます。最後に、家系図における多数のmtDNA変異の伝達を利用して、個人が母親から平均して約3つのmtDNAユニットしか受け継がないことを信頼性高く推定しました。これは以前の研究が示した数よりも少ないことを示しています。

「卵母細胞が持つ何十万ものmtDNAが、もともと母親が持っていたmtDNA分子のわずか3つから派生したものだというのは驚くべきことです」と語るのは、論文の筆頭著者であるAgnar Helgason氏。"この急激なボトルネックにより、mtDNA生殖細胞系列の新しい変異が、家系内のほんの数世代で失われたり固定されたりする速度が速くなるわけです。これは、卵母細胞の発生中に淘汰プロセスが行われ、有害変異を持つmtDNA分子が生殖細胞系列から除去されることに一部起因しているのでしょう。"

"この研究は、同じ位置の異なるアレル間でさえ、mtDNAゲノムの塩基における突然変異率の驚異的な変動の基盤を理解するためのいくつかの段階を近づけてくれます。" と、deCODEのCEOであり、この論文の対応著者であるKári Stefánsson氏は述べています。"残念なことに、いくつかの病原性変異の高変異性が彼らを非常に普及させ、それによって発見を容易にしました。"しかし、私たちの調査結果は、人口における疾患負担を担う多くのまれな病原性mtDNA変異がまだ発見されていない可能性があることを示唆しています。"

ビデオ:https://vimeo.com/953941695/4467620687?share=copy

問い合わせ:
Thora Kristin Asgeirsdottir
deCODE genetics
354 894 1909
メールアドレス:thoraa@decode.is

写真 -https://mma.prnasia.com/media2/2432556/deCODE_genetics_Kari_Erla_Agnar.jpg?p=medium600
ロゴ -https://mma.prnasia.com/media2/1535464/deCODE_genetics_Amgen_Logo.jpg?p=medium600

  1. 【速報】自身出演のアダルト動画配信の女性(40)が確定申告せず所得税約7800万円脱税か 東京国税局査察部が刑事告発
  2. 【脳トレ】「㐨」の中に紛れて1つ違う文字がある!?あなたは何秒で探し出せるかな??【違う文字を探せ!】
  3. 猫の『しっぽを踏んでしまった』…起こり得る危険3つ 受診すべきときのサインは
  4. 愛犬のお留守番中、床暖房はつけっぱなしで問題ない? その理由や注意点、確認しておきたいポイントまで解説
  5. 【速報】「マイコプラズマ肺炎」全国の患者数が3週ぶり増加でまた過去最多更新 1医療機関あたりの患者数「2.84人」
  6. 山田涼介×伊野尾慧 本日発売『TVガイドAlpha』 山田はアルバム制作について「(伊野尾の)言葉が背中を押してくれて、自分らしくできた」
  7. アメリカ百貨店「メイシーズ」元従業員が240億円を隠し不正会計処理発覚 決算発表を延期に
  8. SANA(TWICE)表紙初登場! 11/28発売『25ans』1月号 「まるで女神」のような気品あふれる姿!!
  9. 【がん闘病】梅宮アンナさん 「がんの方でも、病気の方でも、大丈夫なサロンが増えて欲しい」「今の時代に沿ったモノがまたまだ足りていない」 今月、右胸の全摘出手術
  10. 【インタビュー】友近&近藤春菜、「オレだよ」「アタシだよ」のあのコンビが、Cosme Kitchenのオーガニック祭典二代目ミューズに就任 「ふたりで楽しんでその場でやっていたようなネタなので…」
  1. 【速報】東京・足立区のコンビニ駐車場で59歳男性が殴られ死亡 口から血を流し… 中年男が逃走中 傷害致死疑いも視野に捜査 警視庁
  2. 『釜めしの素』に「ゴキブリの一部」混入 購入者からの指摘で発覚 混入経緯わからず…
  3. 東京・渋谷区の小学生の男の子がトラックにひかれた事故 意識不明だった小学2年生の男児(7)が死亡
  4. ロシア使用の北朝鮮製弾道ミサイルに“欧米や日本の部品” ウクライナ国防省が明らかに
  5. 【速報】エンジン燃焼実験で異常 火災発生 開発中の国産ロケット「イプシロンS」
  6. 男の子が逆立ちをしていたら、近くにいた大型犬が…思いもよらない『命がけのトレーニング』に爆笑の声「どストライクで草」「いたそうw」
  7. 兵庫・斎藤知事めぐる百条委員会 報告書の取りまとめ時期を延期
  8. 『女子高生の裸』動画撮影・児童ポルノ製造 公立中学校教師(26)逮捕 教師「(被害者は)顔見知りだった…」
  9. 【速報】「マイコプラズマ肺炎」全国の患者数が3週ぶり増加でまた過去最多更新 1医療機関あたりの患者数「2.84人」
  10. アメリカ百貨店「メイシーズ」元従業員が240億円を隠し不正会計処理発覚 決算発表を延期に
  11. 【がん闘病】梅宮アンナさん 「がんの方でも、病気の方でも、大丈夫なサロンが増えて欲しい」「今の時代に沿ったモノがまたまだ足りていない」 今月、右胸の全摘出手術
  12. 【速報】自身出演のアダルト動画配信の女性(40)が確定申告せず所得税約7800万円脱税か 東京国税局査察部が刑事告発
×