猫にとっても運動は必要不可欠。生活習慣病を予防する意味でも定期的に遊び運動させてあげることは大切です。とはいえ肝心の猫が遊んでくれないこともあります。今回は「運動をあまりしない猫」を遊ばせるためのアイデアを紹介します。
1.おもちゃの種類や遊ばせ方を変えてみる
「運動をあまりしない猫」は、以前と比べておもちゃで遊ぶこと自体減ってきているのではないでしょうか。おもちゃで遊ぶことが貴重な運動だったのに、おもちゃに興味を持たなくなれば、同時に運動量も減ってしまいます。
しかし、このような場合、おもちゃで遊ぶこと自体に興味が無くなったわけではない場合も。実は工夫次第では、愛猫に再びおもちゃで遊ばせるようにすることが可能かもしれません。
そのアイデアのひとつとして、まずはおもちゃの種類をいろいろ変えて試してみることから始めてみましょう。
おもちゃの好みは猫によって違います。猫がおもちゃにあまり食いつかない場合、もしかすると遊びたくないわけではなく、そのおもちゃそのものに不満があるのかもしれません。おもちゃなら何でもよいわけではないのです。
猫のおもちゃは多種多彩でさまざまな種類が販売されていますよね。一般的な猫じゃらしの他にも、ボールタイプや羽付きワイヤーなども販売されてます。
また、以前は気に入っていたけれど…という場合は、そのおもちゃで遊び過ぎて猫が飽きてしまっている可能性も考えられます。愛猫がおもちゃにあまり反応しないときは、試しにおもちゃの種類を変えてみましょう。
さらに、おもちゃの動かし方に緩急をつけることも、おもちゃに興味を持たせるアイデアのひとつです。おもちゃをゆっくり動かしたり素早く動かしたりと変化を取り入れると、おもちゃが虫や鳥のような動きになり、猫の狩猟本能を刺激してあげられます。
また他にも、おもちゃを物陰に隠しながら遊んであげるのもおすすめです。小動物など野生における獲物を彷彿させる動きを取り入れることでも狩猟本能が刺激され、猫が遊びに楽しさを感じるようになります。
いずれにせよ、おもちゃへの興味を復活させてあげることで、自然と運動量を増やしてあげることができます。
2.猫の気分が乗っているときに誘ってあげる
猫と遊ぶときは、猫側の気分が乗っているときに誘ってあげるのも大事なポイントです。
猫が遊ぶ気分でないときにおもちゃを動かしても、当然その反応は乏しいです。人間も気分が乗らないときに遊んでも楽しくないですよね。猫も同じで、遊びスイッチが入っていないときだと、いくら遊びに誘ってもその反応は悪いです。
猫が遊びたがっているサインとしては、以下が挙げられます。
- ヘソ天してくねくね動いている
- おもちゃの前に座る
- 飼い主さんにすり寄ってくる
上記のようなサインが見られたときは、猫の遊びスイッチが入っている可能性があります。このサインを見逃さず、試しにおもちゃで誘ってみてください。
愛猫の気分が乗っているときに上手に誘ってあげることができるようになれば、自然と運動量も増えていきます。
3.キャットタワー等の「高い場所に登れるグッズ」を設置する
猫の生活環境にキャットタワーを設置するのも、猫の運動不足を解消する上で有効な対策です。
キャットタワーは、日常的に猫が上下運動できるアイテムです。設置しておくだけで、猫の運動不足がある程度解消される優れものです。
また、キャットタワーに限らず、高い場所に登れるグッズは、猫にとって居心地のいい場所になります。安心して過ごせる場所があることは、運動不足解消のみならず、猫の精神面でもプラスの影響を与えます。
そのため、猫にとって運動もできて安心な居場所にもなる一石二鳥な猫用品ですので、積極的に取り入れてあげることをおすすめします。
まとめ
今回は、「運動をあまりしない猫」を遊ばせるためのアイデアを紹介しました。
猫にとって運動は大切です。運動不足になると肥満をはじめ、様々な生活習慣病のリスクが高まってしまいます。猫を健やかに長生きさせたいのであれば、定期的な運動は欠かせません。
ただし、すでに肥満の場合、運動だけでは解決できません。肥満により、体が重くて遊べない場合もあるので、まずは健康的な体型を目指して食事管理などで体重管理を行うことも猫たちが健やかに遊ぶために大切です。
今回の記事を参考に、猫との運動習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
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