犬が散歩で『飼い主の前を歩く』心理5選 リードを引っ張らせない方法や安全な歩かせ方まで

2024-06-21 20:20

犬は、散歩中に飼い主の前を歩くことがあります。それはなぜなのでしょうか?実は、さまざまな理由が考えられます。この記事では、犬が散歩で飼い主の前を歩く心理と、リードを引っ張らせない方法や安全な歩かせ方についてご紹介します。

犬が散歩で飼い主の前を歩く心理は?

飼い主の前を歩くトイプードル

愛犬が散歩中に、飼い主の前を歩くことはありませんか?この行動には、さまざまな心理が隠されています。以下に、その主な心理を5つご紹介します。

1.興奮

散歩の時間を心待ちにしている犬は、いよいよ散歩に出られるとうれしくて、興奮してしまいがちです。

特に、初めての散歩コースを歩くときや他の犬を見つけたとき、散歩の出発直後などは興奮が高まり、飼い主の前を歩いてしまうことがあります。愛犬が興奮しすぎて、周囲に迷惑をかけないように注意しましょう。

2.好奇心

犬は本来、好奇心が旺盛な生き物です。散歩中に気になるものを見つけたり、気になるにおいを嗅ぎつけたりすると、それを探索しようとして飼い主より前を歩くことがあります。

これは、犬が好奇心を満たそうとする本能的な行動と言えるでしょう。特に子犬や初めて行く散歩コースの場合、この行動はより顕著になります。

3.エネルギーを発散させたい

犬には毎日十分な運動が必要です。運動不足になると、有り余ったエネルギーを発散させようとして、散歩のときにグイグイ前へ進もうとする傾向があります。

この場合、散歩の回数や時間を増やしたり、散歩のときに広く安全な場所で走らせたりすることで、飼い主の前を歩くことが少なくなるでしょう。

4.排泄したい

犬は散歩中に排泄したくなると、排泄する場所を求めて飼い主よりも前へ進んでしまうことがあります。このとき、地面のにおいをクンクン嗅ぎながら歩いていることが多いです。急ぎ足であることもあります。

散歩の時間まで排泄を我慢している犬は、散歩開始早々に飼い主より前を歩くことが少なくありません。

5.早く目的地に着きたい、家に帰りたい

愛犬の好きな場所、例えば公園や原っぱなどが近づくと愛犬が飼い主の前を歩き出すのは、早くそこへ到着したいからです。早くそこで遊んだり、におい嗅ぎをしたりしたいのです。

また、散歩の終盤で疲れたり散歩中に雷が鳴るなど、怖い思いをした経験がある場合は、早く家に帰りたくて飼い主より前を歩くこともあります。

散歩のときにリードを引っ張らせない方法や安全な歩かせ方は?

飼い主の横について歩くジャックラッセルテリア

犬がリードを引っ張って飼い主の前を歩く場合、犬の首に負担がかかったり、飼い主がストレスを感じたりする可能性があります。また、犬が他人や他犬に飛びついたり、車道に飛び出したりする可能性もあり、危険です。

以下では、散歩の際にリードを引っ張らせない方法と、安全な歩かせ方をご紹介します。

1.リードを引っ張ったら立ち止まる

犬がリードを引っ張ったときに、それをやめさせようとして反対側にリードを引っ張る飼い主は多いです。しかし、そうすると犬はさらに強く引っ張り返して、綱引き状態になってしまいます。では、飼い主はどうすればよいのでしょうか?

犬がリードを引っ張ったら立ち止まり、引っ張るのをやめたら歩き出します。これを一貫して繰り返すことで、犬は「リードを引っ張る=進めない」「リードを引っ張らない=進める」と学習し、次第にリードを引っ張らずに歩くようになるでしょう。

2.リードを短めに持って飼い主の横を歩かせる

リードを長く持ったり、犬を飼い主よりも前に歩かせたりしていると、飼い主がすぐに制御するのが難しいため、思わぬ事故やトラブルを引き起こす可能性があります。

犬を安全に歩かせるためにはリードを短く持ち、飼い主の横を歩かせることが大切です。そのようにすることで、いざというときに飼い主が犬を制御しやすくなり、事故やトラブルの回避に繋がります。

リードを短く持つことは、周囲に迷惑をかけないためのマナーでもあります。車通りや人通りが多い場所では、特にこのマナーを守るようにしましょう。

ただし、リードを極端に短く持つと犬の首に負担がかかったり、犬がリラックスして歩けなかったりするため、注意が必要です。飼い主が犬の横に立って腕を下ろしたときに、リードがJの字にたるむくらいがちょうどいい長さです。

リードを短く持つのはマナーですが終始リードを短く持ったままでは、犬が散歩を十分に楽しめない可能性があります。大きな公園や広場など、広くて安全な場所ではリードを長く持って、犬が自由に動けるようにしてあげましょう。

3.危険な道では歩道側を歩かせる

散歩中、犬を歩かせるのは飼い主の右側でも左側でもよいのですが、交通量の多い道路や幅の狭い路地などの危険な道では、歩道側を歩かせるようにしましょう。これにより、事故のリスクを低減することができます。

また、人や犬とすれ違う際は十分な距離を取ったり、飼い主が間に入ったりする、自転車とすれ違う際は立ち止まるといった配慮が、犬や周囲の安全に繋がります。

まとめ

芝生のにおいを嗅ぐ柴犬

犬が散歩で飼い主の前を歩くときには、以下のような心理が隠されています。

  • 興奮
  • 好奇心
  • エネルギーを発散させたい
  • 排泄したい
  • 早く目的地に着きたい、家に帰りたい

愛犬が飼い主の前を歩くときは、その心理を読み解いてあげましょう。

もしリードを引っ張って飼い主の前を歩いてしまうのなら、引っ張ったら立ち止まる方法で改善が期待できます。

愛犬と散歩をする際は、リードを短く持って飼い主の横を歩かせることや、危険な道では歩道側を歩かせることを実践し、常に安全を心がけましょう。

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