愛犬の危険な行動を放っておくと、ある日突然、大きな怪我や事故につながる恐れがあります。後遺症が残ってしまうケースもあり非常に危険なので、危険な行動は事前にしっかりしつけや対策で予防しましょう。
放っておくと危険な『犬の行動』5選
日常の中で愛犬の行動に「危ないかも」と不安を感じることはありませんか。元気な愛犬の行動は可愛らしいものですが、放っておくと事故や怪我の原因となる可能性もあるので要注意!ここでは放っておくと危険な『犬の行動』を紹介します。
1.高い場所から飛び降りる
犬が部屋に置かれているソファやベッドなど、高い場所から飛び降りる光景は珍しくありません。しかし、人間にとってはなんてことない高さでも、犬にとっては足腰に大きな負担がかかっていることをご存知ですか。
また、降りる際に着地の衝撃が足を中心に全身にかかっているため、最悪の場合、骨折や脱臼につながる恐れもあります。実際、ソファから飛び降りて骨折・脱臼してしまった事故は数多く報告されているので、ペットステップなどを設置して予防しましょう。
2.フローリングで猛ダッシュ
元気いっぱいなワンコの場合、室内で走り回って遊ぶ犬も多いでしょう。しかし、現代の住宅の大半が床にフローリングを使っています。
フローリングは、ツルツルと滑りやすく、細かい溝があるのが特徴的です。フローリングの上を猛ダッシュしてしまうと、ツルッと滑って転倒するリスクが高まり、骨折や脱臼、打身などの怪我につながる恐れがあります。
フローリングの上にマットを敷いたり、滑り止めコーティングを施したり、興奮させすぎないように気をつけましょう。
3.暖房器具の目の前に居座る
冬になるとヒーターなどの暖房器具を出すご家庭が増えます。犬も寒さを凌ごうと暖房器具の前に居座るワンコが増えてくるでしょう。
しかし、暖房器具の目の前に座ってしまうと、低温やけどを負ったり軽い熱中症になるリスクが高まります。事故につながる前に、暖房器具の周りには柵を設置するなど対策を講じてください。
4.散歩中にぐいぐいとリードを引っ張る
散歩中、愛犬がぐいぐいと前へ進んでしまうことはありませんか。リーダーウォークを取得できていない犬は、このように自分が主導になって散歩を進めてしまいます。
しかし、この行動は他の犬とのトラブルや交通事故、さらに興奮した状態の犬の場合、脱走につながってしまう危険性も否めません。屋外はあらゆる危険が潜んでいるので、飼い主の隣を歩けるようトレーニングを重ねましょう。
5.家具や配線を噛む
家具の角などを噛む癖がついている犬は少なくありません。特に子犬は歯の痒みなどを解消しようと、いろんなものを噛んでしまいます。
しかし、家具を噛んでいると、噛む力が強くなったタイミングで家具を破壊したり、そこから出る破片が刺さって怪我につながるリスクが高まります。また、配線に興味を示して噛んでしまうと、感電や火傷を負ってしまうので気をつけましょう。
危険な行動は飼い主が正しいしつけや対策で予防を
今回紹介したような犬の危険な行動は、あらかじめ、飼い主が怪我をしないように環境を整えてあげたり、必要なしつけをしっかり行うことで予防につながります。
例えば、室内であれば高い場所へペットステップを設置したり、フローリングにはマットを敷いたり、暖房器具の周りに柵を設置したりすることで事故を防げます。
また、散歩中は隣を歩くようにリーダーウォークを少しずつ覚えさせ、道端に落ちているものを勝手に口に入れないよう「ダメ」「NO」などのコマンド指示を日頃から練習しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。「危ないかも」と思っている行動をそのまま放置していると、脱臼や骨折、打身、交通事故など、あらゆるトラブルにつながる危険性が高まります。日頃から生活環境を整えたり、しつけを行うことで事故や怪我の原因を未然に回避しましょう。
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