猫の困った『スプレー行為』なぜするの?3つの理由 ニオイがきつい原因も解説

2024-06-25 16:00

猫といっしょに暮らしていると、ときどき困った行動に出くわすことがあります。代表的なのが、「スプレー行為」です。謎の行動にはどんな理由が隠されているのでしょうか?今回は、3つのポイントに絞って紹介します。今後の愛猫ライフに役立ててみてください。

スプレー行為とは?

猫とスプレー缶

猫のスプレー行為とは、立ったまま腰を高く浮かし、スプレー状で少量の尿を放つことです。去勢していないオス猫に典型的な行動で、性成熟期(生後7~8ヵ月ぐらい)をきっかけにして始まります。メス猫もやる場合がありますが、あくまで例外的です。

非常に匂いがきついので、愛猫のスプレー行為にみなさんも困ったことがあるかもしれません。過剰な匂いの原因は、これまで肛門付近の分泌腺との関連性が考えられてきました。

ところが、岩手大学の最新研究によれば、尿の匂い成分そのものは通常の尿と変わらないことが判明。匂いの要因として、以下の2点が指摘されています。

  • スプレー状のため、尿の付着面が広範囲に及ぶ
  • 尿中のタンパク質「コーキシン」が壁などに付着しやすい性質を持つ
  • 「コーキシン」は悪臭の素となる「フェリニン」を生成する働きを持つ

つまり、広がりやすいうえに、タンパク質である「コーキシン」が表面張力を高め、悪臭源である「フェリニン」を壁などに残してしまう特質があるため、通常の尿よりも臭く感じてしまう、ということです。

1.生活上のストレス

引っ越し中の猫

スプレー行為自体は本能による行動であって異常ではないのですが、過剰なスプレー行為の裏側には、生活上のストレスが潜んでいる可能性があります。環境に深く根差す猫は、変化が苦手です。引っ越しや部屋の模様替え、トイレ環境の悪化など、生活空間、状況が変わると、ストレスを抱えやすくなっています。

もし愛猫がスプレー行為を繰り返すようになったら、ひとまず、生活上の問題点を改めて見直し、何が愛猫のストレスになっているか、明らかにすることが大切です。原因に合わせて、適切な対応を心がけましょう。

スプレー行為は、本能的なもので、ある意味、言葉代わりの表現手段です。過剰なスプレー行為など、問題行動の裏には何らかのストレスが関わっていると考えた方が良いでしょう。早めにストレスサインに気づき、深刻な事態を未然に防ぐよう努めてください。

2.縄張りの主張

バトル中の猫

爪とぎや顔スリスリの匂いづけなど、猫の縄張り行動にはいろいろありますが、スプレー行為もまたその仲間です。

引き金は、同居猫の加入、家族構成の変化、あるいは、元より一緒に生活していた動物や人と相性が合わないことの不快感、イライラ。その他にも、たとえば、外猫の庭先侵入や外から声が聞こえてくる、匂いがするなどによるストレスで発生することもあります。

猫の縄張り意識は、人間のパーソナルスペースよりもシビアです。スプレー状の尿を噴射することで、「立ち入り禁止!」を強く訴えかけてきます。

同居猫との緊張関係でスプレー行為が起こっているなら、ケージの利用や部屋を別にするなどで生活空間自体を分けたり、隠れる場所をつくってあげたり、対立構造を生まないことが重要です。

3.発情期だから

エリザベスウェアの猫

発情期にも同様のスプレー行為があらわれます。いわゆる「性衝動スプレー」というものです。一般的にオス猫だけの現象に思われがちですが、実は、メス猫でもやるケースがあります。

オス猫の場合、「性衝動スプレー」は、外から聞こえてくるメス猫の声や他の猫の鳴き声などに反応して起こります。カーテンや部屋の角が主な「被害場所」です。

去勢手術すると、オス猫の多くはスプレー行為がおさまると言われています。ただ、猫にもよりますが、完全にゼロになるわけではありません。本能に基づいた行動なので、愛猫にやめさせるのは難しいところ。飼い主さんなりに対策する必要があります。

もし愛猫に「性衝動スプレー」があったとき、以下のことを試してみてください。

  • 爪研ぎの場所を増やす(ストレス発散のため)
  • おもちゃなどでしっかり遊ぶ
  • スプレー行為があった場所にペット用トイレシーツを貼る
  • 同じところで繰り返さないように、消臭スプレーで匂いを除去する

これらの対策で完全にスプレー行為をなくすことはできないかもしれませんが、スプレー尿を放置しておくと、匂いの沈着は人の生活環境を害するほどひどくなります。

まとめ

スプレーをしている猫

かわいいだけの角度から見ていくと、愛猫の思わぬ行動に驚くことがあるかもしれません。

スプレー行為は、紛れもなく愛猫が「動物」であることの証です。いくらペットとして飼われていても、人間の思い通りにはいきません。

もしスプレー行為が始まったら、行動の背景に生活環境に問題点がないか、ストレスが絡んでいないか、確認したうえで状況を改善するように取り組んでみてください。単純な性成熟から始まるスプレー行為の場合は去勢手術を行うかなど、早めに動物病院で相談しましょう。

関連記事

小さな子猫が『大きなドア』をこじ開けようとした結果…予想外の結末が凄すぎると4万6000再生「可愛くて賢い」「とにかく健気」
『筋肉自慢の猫』が"脱走"を試みた結果…鍛え方が『SASUKE優勝レベル』と8万8000再生「中身人間でしょw」「カッコいいww」
珍しくパパが『猫のブラッシング』した結果…ママの時とは違いすぎた『予想外の反応』に「可愛すぎw」「大爆笑」89万再生突破
猫が赤ちゃんと姉に挟まれて『身動き取れなくなった』結果…思わぬ結末が微笑ましすぎると28万6000再生「優しい世界」「幸せな光景」
『おやつが美味しかった猫』が"余韻に浸る"ので撮ってみたら…表情が"幸せすぎる"と187万再生「にやにやw」「何度も見ちゃうww」

  1. 【富山市で親子2人死亡】逮捕された男は時速140キロ超えで交差点に進入か 「他の車を追い抜こうと思った」 事件現場近くの防犯カメラ映像も【news23】
  2. 「作業員がガスを吸い込み…」岐阜・可児市の大王製紙工場で6人搬送
  3. 「イグ・ノーベル賞」授賞式をアメリカからヨーロッパへ移行 トランプ政権のビザ厳格化など影響か
  4. 訪日外国人を入国前に審査へ 入管難民法改正案を閣議決定 政府
  5. Apple 10万円以下の新たなノートPC「MacBook Neo」販売開始へ 手頃な価格帯で客層広げたい考え
  6. 防衛省 長距離ミサイル「島しょ防衛高速滑空弾」を静岡県の富士駐屯地に配備へ
  7. 【独自】トランプ政権のエネルギー長官が訪日取りやめ イラン攻撃による原油価格の急騰でアメリカにとどまっての対応迫られる
  8. 安倍元総理銃撃事件で無期懲役判決の山上徹也被告 旧統一教会の解散命令は「当然」
  9. カナダ米領事館に発砲 けが人なし 中東情勢との関連を捜査
  10. サッカーしている?小学校のグラウンドにイノシシ 鼻や前足使ってボール転がす姿 広島
  11. 「今日は再び最も激しい攻撃の日に」米ヘグセス国防長官 攻撃激化も“泥沼化”は否定
  12. 「必要な措置講じる用意ある」赤沢経産大臣 G7エネルギー相会合で石油備蓄の協調放出を議論