ロシアで拘束続く米記者の裁判開始　丸刈りで出廷　審理は非公開

ロシアでスパイ活動を行ったとして去年から拘束されているアメリカの記者の裁判が始まりました。ただ、審理は非公開となっています。

アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」のガーシュコビッチ記者の裁判は26日、ロシア中部エカテリンブルクの裁判所で始まりました。

冒頭のみ撮影が許され、ガーシュコビッチ氏は丸刈りで出廷しましたが、その後の審理は非公開となっています。

ガーシュコビッチ氏は去年3月、軍需工場に関する機密情報を収集したとしてスパイ容疑で拘束され、検察側は「アメリカのCIA＝中央情報局の指示だった」と主張しています。

ガーシュコビッチ氏は否認していて、モスクワにあるアメリカ大使館は26日、「クレムリンが政治利用しようとしている」と批判し、即時釈放を求めました。