ボロボロの猫を放っておけなくて保護したという飼い主さんご夫婦。後に『黒豆』という名前を貰い立派に成長していく猫さんの感動ヒストリーが注目の的となっています。
YouTubeチャンネル「うこまチャンネル」に投稿されたのは、体重がわずか1.8kgしかなかった猫さんが家猫に成長するまでのヒストリーです。苦難を乗り越えた猫さんの様子に動画再生数は98万回を突破し、「出会った時のまめちゃんは本当に命の瀬戸際だったんだなと、改めて思いました」「正直、まめちゃんの生命力がこれ程までに強いとは保護当初想像も出来ませんでした」といったたくさんのコメントが寄せられています。
助けを求めてきたガリガリの野良猫
その日、飼い主さんご夫婦は車の下で助けを求めるように鳴く猫と出会ったのだそう。その猫のやせ細りボロボロの姿に衝撃を受けた飼い主さんご夫婦は猫の保護を決意し、まずは飲み物を与えて車の下から出てきたところを捕獲したのだといいます。
保護した猫を動物病院へ連れて行ったところ、ウィルス検査には異常はなかったもののノミだらけの体は貧血がひどく体重はわずか1.8kg、いつ命を落としてしまってもおかしくない状態だったと告げられたそう。「ご飯さえ食べてくれれば」と祈るような気持ちで少しずつ食べ物を与えたのだと語ります。
5日目には動き回る体力もついてきた猫さん。飼い主さんご夫婦はここで彼女に『黒豆』という名前を授けてあげたのだといいます。ケージの外に出た黒豆ちゃんはパパさんの膝の上へ。「ここまで人懐っこい子だったとは」とご夫婦も驚きを隠せなかったと語ります。
黒豆ちゃんに降りかかる苦難
保護から1ヵ月が経とうという頃には貧血の数値も良くなった黒豆ちゃん。その後発情期を迎え避妊手術も完了し真菌症が落ち着くのを待つばかりだったのですが、保護50日目に突如異変が起きたといいます。
すぐに黒豆ちゃんを動物病院に連れて行くと『肺水腫にかかっており危険な状態』であることが判明したのだそう。酸素室に入れられた黒豆ちゃんはそのまま入院となったのだそうです。4日の入院ののち無事に退院を果たした黒豆ちゃん。まだ肺の水は抜けきってはいなかったようですが、帰宅して一番に大好きなママさんに思う存分甘えたといいます。
先住猫との対面
保護から3ヵ月経った頃、いよいよ黒豆ちゃんも本格的な先住猫との対面に入ることになったそう。初対面で柵を登ろうとした黒豆ちゃんに驚いた先住猫の1匹である『うすくち』ちゃんはすぐに教育的指導を開始したといいます。
そこから1ヵ月ほどでもう1匹の先住猫である『こいくち』ちゃんも黒豆ちゃんに近寄るようになったのだとか。そして念願の猫団子も披露してくれるようになったのだそう。
現在はとても甘えん坊で抱っこが大好きになったという黒豆ちゃん。先住猫のうすくちちゃん・こいくちちゃんとも上手くやって行けているのだそう。
黒豆ちゃんが保護されてからの1年間が詰まった投稿には、「ほんと助からんと思うくらいガリガリだったのにね。ここまで育ててくれてありがとう」「出会った時の姿見て涙出てきました」「豆ちゃんの幸せそうな姿を観られて、私も幸せです」「幸せってこういうこと言うんだ」「私も見ていて頑張れと叫んでしまいました」といったたくさんのコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「うこまチャンネル」では、すっかり飼い猫になった黒豆ちゃんや先住猫であるうすくちちゃん・こいくちちゃんの日常の様子を観ることができます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「うこまチャンネル」さま
執筆:玲愛
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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