猫がヘソ天で『バンザイ寝』するワケ3つ 魅惑ののびのびポーズ、これからの季節は見頃?

2024-07-03 11:00

猫は両手を上に伸ばして寝ていることがあります。これは「バンザイ寝」と呼ばれます。バンザイは人間の感覚だと「嬉しい・お祝い」という意味があるものですが、どうやら猫がヘソ天で「バンザイ寝」をしている姿には色々理由があるようですよ。

1.100%安心しているから

バンザイ寝する白猫

猫の腹部は骨で守られていないため、急所であるといえます。もし腹部を攻撃されたり噛まれたりしたら、命を落とすこともある場所だからです。

そして猫はもともと警戒心の強い動物なので、自分が安心できない場所で眠ったり腹部を見せたりすることは絶対にありません。お腹を撫でただけで「攻撃された」と思ってしまうこともあるほどです。

ただし、生まれ育った環境しだいでは、人間や他の動物にとても慣れている猫もいます。よく「バンザイ寝」をしている猫は、自宅の住環境に多大な安心感を得ていて、飼い主さんのことを100%信頼しているといえます。

2.暑いから

バンザイ寝する茶猫

猫は犬のように口呼吸で体温調節をすることがほとんどありません。猫の主な体温調節はグルーミングで、被毛を濡らしてそれを蒸発させることで熱を逃すのです。

グルーミングの他にも、猫は家の中で気温の低い場所に移動することで暑さや寒さ対策をします。また暑いときは腹部を上向きにさせることで体から熱を放出。いわゆる「ヘソ天」のポーズには、体温調節(暑い)という意味もふくまれ、夏場にもよく見られます。

猫が寒いと感じているときは、本能的な感覚からヘソ天をすることはありません。ただし冬場の床暖房やホットカーペットの上で猫がヘソ天をしているのはよく見る光景。そんなときは、腹部が直接触れるには、その床の温度が高いと感じているからでしょう。

3.子猫気分になっているから

バンザイ寝をするグレーの子猫

猫はあおむけの状態で体をクネクネ動かすときがあります。これは甘えたい気持ちのあらわれ。その他なにか要求があるときにもこのポーズをとるのです。そんな仰向け姿勢は、よく子猫が母猫に見せる仕草としても知られています。

しかも子猫は体力がまだ少ないので、母猫に甘えているうちに寝てしまったり、遊んでいるうちに寝落ちしてしまったりします。よって、「バンザイ寝」をしているのが成猫なら、もしかしたら子猫気分になっているサインかもしれません。

まとめ

バンザイ寝する茶猫

「バンザイ寝」とは、腹部を上に向けて寝る「ヘソ天」よりさらに安心度が高まっているときのポーズです。

腹部をさらけ出しガードできるはずの両腕や両足ですら伸ばしきるのは、絶大なる信頼があってのこと。中には生まれ育った環境により警戒心が強く、なかなか「バンザイ寝」をしない猫もいますが、もし愛猫が無防備な姿をしていたらそれは飼い主として喜ぶべきことでしょう。

だからこそ、急にお腹を触ったり驚かしたりするのはNG。信頼を失ってしまうこともあるので絶対にやめましょう。

関連記事

猫が幸せを感じた時にみせる10の仕草
子猫に『腰ふりダンス』を踊らせてみた結果…"されるがままに踊る"姿が可愛すぎると85万2000再生「思わず笑顔」「天使の会場」
しばらく会えなかった猫と犬が『再会』した結果…尊すぎる2匹の行動が26万5000再生を突破「癒しの空間」「可愛すぎて時止まった」
猫3匹同時に『お手』をさせてみた結果…突然"予想外の小競り合い"が勃発してしまう光景が面白すぎると話題に
猫が人間に『好影響』を与えること5つ

  1. オイルマッサージ施術中20代女性にわいせつ行為か セラピストの男(30)を再逮捕 余罪複数とみて警視庁が捜査
  2. 酒気帯び運転で歩行者はねた疑いで男(54)を現行犯逮捕 歩行者の男性は頭を強く打ち死亡 茨城県警
  3. JA全農 臨時の「おこめ券」を1月中旬めどに発行へ
  4. 神奈川県綾瀬市の工場で火事 10棟以上が焼け発生からおよそ5時間後にほぼ消し止められる 警察が出火原因を調査
  5. 皇居・東御苑の入園者 4000万人到達 都内在住の主婦(50)に記念品「たまたま近くで用事があって…」 宮内庁
  6. 【速報】千葉・館山市で山林火災 1時間半後に鎮圧
  7. 関東で火災相次ぐ 東京・あきる野市で2人死亡の住宅火災 神奈川・綾瀬市では大規模な工場火災で9棟燃える
  8. 犯行後に「僕も男でやめられなかった」と言い立ち去る 図書館で勉強中の女子中学生の体を約30分間触った疑い 会社員の男(50)を逮捕 東京・江東区 警視庁
  9. 【速報】補正予算案が本会議で可決 衆議院を通過 与党のほか国民民主党と公明党が賛成“提案反映されている”と評価
  10. 【 片岡凜 】 読書の魅力を綴る 「一冊の本との出会いが進路を変えたり 悩みを解決したり 一生の趣味になったりすることもあります」
  11. 「再審制度」めぐる法制審議会の議論に犯罪被害者遺族が平口法務大臣に要望書提出「再審が行われやすくなれば『4審制以上』になり、いつまでも裁判が終わらなくなる」
  12. 【 永野 】永尾柚乃ちゃんと全力ラッセン披露「今後ショッピングモール行けたら」2人での営業に夢膨らませる