左目の視力を失い『心を閉ざした元繁殖猫』に愛情を注いだ結果…驚きの変化に涙があふれでると感動の声「辛い過去以上に」「素晴らしい」

今回は、壮絶な過去を猫を保護し、人馴れ訓練をした結果をご紹介します。人に対して段々と心を開く猫の姿に、「人間が酷いことしてごめんね」「でもまた人間を信じてくれてありがとう」と思わず声をかけたくなる、人間と猫の奮闘記となっています。

YouTubeチャンネル『にゃんずはうす　長浜の保護猫カフェ』には、繁殖場で子どもを生み続けていたと1匹の猫を保護し、人馴れ訓練をした結果をまとめた動画が投稿されました。
動画は1.4万回を突破し、「どんどん人馴れして嬉しくなった」との声が集まりました。

保護猫ギルス

️保護された猫、ギルス

保護猫カフェに新しくお迎えされた、1匹のロシアンブルー、ギルス。保護するまでは繁殖場で子どもを作り続けてきたとのこと。左目は白く濁っていて全く見えない様です。そんなギルスは人間が近づくだけで威嚇を繰り返し、触ろうとすると極度に怖がるといいます。繁殖場でどんな生活を送ってきたのか、想像するのも辛いですが、人間を怖がる姿にとても心が痛みます。

全身で拒否を表す

️人馴れ訓練した結果

保護猫カフェでの人馴れ訓練は、なでたり、一緒に遊んだり、おやつをあげたりする、基本的なコミュニケーションなんだとか。しかし、愛情を持って接した結果、触ろうとした時に威嚇することはだいぶ減ったよう。実はこの人慣れ訓練、人間だけがするものではないとのこと。参加するスタッフは、なんと、先に人に慣れることができたアビシニアンのルカです。ルカのおかげで心を開くようになったのだとか。

「ギルス、大丈夫だよ。

「なでられるって気持ちいいかも…？」

浮気しがちな猫、でもやっぱり最後は…？

身体を触るだけで震えていた猫。しかし最近は喉を鳴らすこともあるくらい慣れたのだとか。他の猫とも仲良くなりはじめ、ルカ以外の猫のお家で同居することも。しかし最後はやっぱりルカのお家に帰ります。見方を変えれば浮気ですが、ギルスはみんなと仲良くできる証拠です。戻ってきた猫に対して、「おかえり」というように甘える姿にギルスは最初は困惑気味だったものの、グルーミングをし始め、幸せそうにみえます。

仲良しベルちゃん

元野良猫グレーテル

「ギルス、おかえり！大好きだよ！！」

️猫カフェに馴染む猫

お客さんがいる時にもフロアを歩くギルス。スタッフには爪切りをされると思い、逃げることもあるようですが、お客さんが近くにいてもくつろいでいるのだとか。爪研ぎの中に入っているボールで遊び、その上でゴロゴロ、とってもリラックスモードです。その姿を見ると、いまはこの猫カフェがゆったり落ち着ける場所のようで、安心しました。