アメリカのバイデン大統領が言葉に詰まるなど精彩を欠いた討論会の後、初めてとなるテレビインタビューに応じ、「私以上に大統領になる資格のある人はいない」と強調しました。
アメリカ バイデン大統領
「(Q.討論会を後で見ましたか?)見ていないと思います」
バイデン大統領
「(Q.欧州から戻って12日間ありました、大統領山荘には6日間いました。なぜ休養が十分ではなかったのでしょう?)体調が悪かったからだ、ひどい気分だった」
バイデン大統領は5日、ABCテレビのインタビューで認知能力検査を受けて公開する用意があるか聞かれると、難しい外交問題などに取り組んでいることを挙げて「毎日が検査だ」と述べ、受ける必要はないとの考えを示しました。
また、「4年先までやり遂げる精神的、体力的な能力はあるか?」と問われると、「ないと思ったら出馬していない」と強調しました。
バイデン大統領
「私以上に大統領になる資格のある人や選挙戦に勝てる人はいないと思う」
バイデン大統領
「(Q.ドナルド・トランプを倒せる能力はありますか?)イエス。イエス、イエス、イエス」
ABCテレビの記者は「神経質になっている民主党員を落ち着かせる材料は何もなかった」と厳しく論評しています。
こうしたなか、ワシントン・ポストは、民主党の有力上院議員がバイデン氏に対して撤退を求める議員グループを結成しようとしていると報じました。民主党の上院議員の間で「バイデン氏を候補としては戦えない」という意見が広がってきていると伝えています。
また、CNNテレビはバイデン氏の撤退を公に求めた民主党の下院議員がさらに増え、4人になったと伝えています。