子供の苦手な野菜の筆頭、それが「グリーンピース」です。
ただ、ミックスベジタブルなどに入っていて彩りにも優れていることから料理の付け合わせには最適な食材と言えます。
では「グリーンピース」には旬などがあるのでしょうか?
「グリーンピース」はどんな食べ物?
まずは「グリーンピース」がどのような食べ物なのか見ていきましょう。
グリーンピースはこんな野菜
「グリーンピース」はマメ科であるエンドウの種子を言います。
つまり、エンドウの未熟な種を食用としたものを意味するわけです。
ただ、食感はもっさりしていて独特の風味が特徴となります。
そのため、子供が苦手とする野菜の中でも常にトップクラスの野菜と言えるでしょう。
グリーンピースの原産地
「グリーンピース」の原産地は中央アジアから中近東、地中海沿岸となります。
それが8世紀~10世紀頃にインドや中国へと渡ったとか。
そこからさらに日本にも伝来したとされています。
ちなみに当時の日本ではその栄養価の高さも相まって「グリーンピース」を穀物の一種として食していたそうです。
その一方、古代エジプトや古代ギリシャなどの大国でも食されていたとの記録があり世界最古の農作物とも言われています。
グリーンピースの別名
「グリーンピース」は別名で「アオエンンドウ」「実エンドウ」とも呼ばれます。
また、エンドウの未熟な種子という意味で「青実用エンドウ」とも呼ばれることがあるようです。
中でも食用とされているものは「青実用エンドウ」と呼ばれる傾向にあり食する目的で品種改良されたものを意味します。
「グリーンピース」の旬
ここからは「グリーンピース」の旬を見ていきましょう。
春から初夏に旬を迎えるグリーンピース
「グリーンピース」は春から夏にかけて旬を迎える食材です。
この時期の「グリーンピース」は風味が良く味も香りも格段に高まることから美味しいとされています。
中でも旬の「グリーンピース」は独特の青臭さに甘味が加わって食べやすくなるとされています。
見た目としては全体がふっくらしていて緑色が鮮やかなものがより良品とされる傾向にあるのだとか。
そうした旬の「グリーンピース」ほど豆の粒が揃っていて見た目も彩り豊かとなります。
冷凍食品として通年で流通される
近年の「グリーンピース」は冷凍食品として通年出回っています。
そのため、スーパーやコンビニに行くと年中見かけるはずです。
現に冷凍食品のミックスベジタブルなどにも含まれています。
ただ、新鮮なものほど美味しく食べられるので冷凍食品ではなく生鮮食品としていただいた方が美味しいです。
「グリーンピース」にまつわる豆知識
ここからは「グリーンピース」にまつわる豆知識を見ていきましょう。
加工すると「うぐいす豆」になる
実は「グリーンピース」は「うぐいす豆」の原料でもあります。
別物と思われているものの実は「グリーンピース」の熟した豆を甘く煮ると「うぐいす豆」になるのです。
そのことから加工次第でまったく風味の異なる食材となると言われています。
「リョクトウ」とは別物
「グリーンピース」は「リョクトウ(緑豆)」と同じものと思われがちです。
確かにどちらも見た目が見ていて同種と勘違いしそうです。
ただ、両者はそもそも別の植物の豆とされています。
その点は姿形が非常に似ているので間違わないよう注意しましょう。
まとめ
「グリーンピース」は子供が苦手な野菜の1つとなります。
ただ、旬の「グリーンピース」は独特の青臭さが緩和され、食べやすい豆となります。
ミックスベジタブルなどに含まれるものは冷凍食品であるものが多いので、苦手な人は新鮮なものを食べてみてください。
きっと旬の「グリーンピース」であれば苦手な人であっても食べられるのではないでしょうか。