猫の『ヘッドプレッシング』危険な兆候5選 脳にトラブルがあるサインかも

壁や家具の側面などにコツンと頭をくっつける姿勢の「ヘッドプレッシング」。見た目は可愛らしいですが、実はこの姿をしている場合、猫の体に問題が起きている可能性もあるのです。そこで今回は、猫の「ヘッドプレッシング」から分かる危険な病気の兆候について解説いたします。

猫の「ヘッドプレッシング」で知る危険な兆候

猫の額

「ヘッドプレッシング」とは、猫が頭を壁にくっつけてじっとしている様子のことをいいます。

「眠いのかな」「少し休んでいるのかな」という風にもみえますが、猫が体調を崩しているときにも見られるサインです。

ヘッドプレッシングは、頭をくっつけて動かない様子を指しますが、場合によっては他の仕草や行動が見られる場合もあります。

愛猫がヘッドプレッシングの他に次のような行動をしていたら、危険な病気の兆候を示している可能性があるため注意する必要があります。

1.反応が鈍くなる
2.声をかけても反応が薄い
3.壁をじっと見つめている
4.部屋の隅にいることが増えた
5.何度も同じところを行き来する 

ヘッドプレッシングと似たような行動には、頭を前足にくっつける「ごめん寝」もあります。周囲が騒がしかったり眩しかったりするときの体勢で、足の間に顔をうずめている様子がみられます。

たまたまそのように見える場合もありますので必ず他の症状がないか、そして猫の様子や体調を合わせて確認しましょう。

「ヘッドプレッシング」で考えられる病気

頭に包帯の猫

猫のヘッドプレッシングは、次のような脳や体に問題を抱えているときに起こり得る可能性があります。

  • 脳疾患
  • 頭部の外傷
  • 中毒
  • 代謝性の疾患
  • 神経系の感染症

考えられるのは脳の疾患で、脳炎や脳腫瘍などを発症している場合にヘッドプレッシングがみられます。

猫は体に痛みや不快感に襲われても、人に上手く状況を伝えることができません。そのため表情では分かりづらいですが、頭の不快感を和らげようと仕草や行動に現れてきます。

猫の病気や進行状態によっては、動物病院に連れていくべきか悩むことがあるかもしれません。しかし少しでも不安がよぎったら、様子見や自己判断をせずに動物病院に相談をするのがとても重要です。

まとめ

ドアの枠に頭を押し付けて寝る猫

愛猫が「ヘッドプレッシング」など危険な兆候を示していても、様子見や可愛い仕草のひとつとして捉えてしまえば愛猫の命に関わってくるかもしれません。

猫が苦しそうな状況で初めて動物病院に連れて行ったときには病気が進行し、治療が困難になるケースもあります。

猫の健康を守るためには、定期的な健康診断を受けること、ちょっとした違和感を見過ごさないよう十分に注意していくことが大切です。

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