日本の真夏は殺人級の暑さが襲いかかり、人間だけでなく犬たちにも危険が迫ります。特に屋外の散歩は、時間帯や熱中症対策を念入りにしなければ非常に危険です。今回は真夏の『犬の散歩』で注意すべき点や取り入れたい工夫を紹介します。
7月〜9月の散歩は熱中症や肉球火傷に要注意!
日本の7月〜9月は全国的に猛暑日が続きます。気温が35℃を超える地域も珍しくなく、毎年熱中症によって搬送される人も多数報告されています。
そんな真夏は、犬たちにとっても非常に危険な季節です。特に散歩中は気温の高さによる熱中症や地面の熱による肉球火傷、さらに脱水症状に注意しなければなりません。
今からしっかりと夏本番に向けて、愛犬のために熱中症対策を考えておきましょう。
真夏に犬の散歩…取り入れたい対策や注意すべきポイント
真夏であっても運動不足解消やストレス発散のために犬の散歩は欠かせません。では、暑い日に外出させるときはどのような点に気をつけるべきなのでしょうか。
1.太陽が昇り切っていない時間帯に散歩を
真夏の散歩は太陽が昇り切っていない時間帯を選んでください。
- 早朝(5時〜8時半)
- 夜間帯(19時以降)
上記の時間帯であれば、太陽が昇り切っていない、あるいは既に沈んでいるために気温は高くありませんし、肉球火傷の原因となるアスファルトの熱も下がっていることでしょう。
2.地面が熱くなっていないか必ず確認を
真夏の危険は気温の高さだけではありません。アスファルトにこもった熱によって、裸足で歩いている犬たちの肉球が火傷してしまう危険性があります。
靴を履かせるという手段もありますが、夏は靴の中が蒸れてしまうことから皮膚炎の原因になる恐れも。そのため散歩に行く時間帯を工夫して、散歩に出る前に飼い主が地面に手を当てて歩いても熱くないかチェックしてあげましょう。
3.熱中症対策グッズを活用して熱中症を予防
夏になるとさまざまな店舗で犬用の熱中症対策グッズが販売されます。犬用の屋外暑さ対策グッズには、クールネックや冷感素材のメッシュウェアなどがあります。こうしたグッズも活用することで、快適に散歩が楽しめるでしょう。
4.散歩中はこまめに水分補給させて
暑さによって脱水症状を起こす危険性も高い夏は、普段以上にこまめに水分補給させることを意識してください。
ただし、氷水などの冷たすぎる水を与えてしまうと、体温との差で腹痛などの体調不良につながる恐れもあります。少しだけ冷やした水を持ち歩き、常温の状態で飲ませてあげましょう。
散歩の時間を短縮してお家遊びを増やすご家庭も
日本の夏はただ単に熱いだけでなく、湿度も高い蒸し暑さが殺人級と言われています。犬にとって散歩はとても重要な日課ですが、あまりにも暑い日は無理に散歩に連れて行ってしまうと熱中症になり、最悪の場合には命の危険もあります。
そのため、あまりにも暑い日や愛犬の体調が良くない日は、室内遊びに切り替えるというご家庭も多いです。
特に小型犬や子犬、老犬などは暑さに非常に弱いため、無理に外へ散歩に連れて行ってしまうと体調不良に陥るリスクが高まります。部屋の中でも思い切り遊べるよう工夫してあげると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。真夏の犬の散歩は、多くの飼い主さんが悩むポイントです。今回紹介した工夫や気をつけるべきポイントを参考に、愛犬がなるべく安全に散歩を楽しめるよう配慮してあげましょう。
関連記事
・犬が見せる『ストレス限界サイン』3選!こんな行動をしていたら必ず対処して!
・犬が空腹(お腹がすいている)のときによく見せる5つのサイン
・犬をスマホで撮る時に絶対してはいけないNG行為4選
・犬がお兄ちゃんと『5ヶ月ぶり』に再会した結果…まるで『乙女』のようになる光景が78万再生「お姉ちゃん無視されるの草」「狂喜乱舞」と絶賛
・犬が飼い主から「愛されてる」と感じる5つのこと