日本時間のけさ、アメリカのトランプ前大統領が選挙集会中に銃撃されました。トランプ氏は歩いて壇上から避難し、アメリカメディアによりますと、銃を発砲した人物はその場で射殺されました。
日本時間午前7時すぎ、東部ペンシルベニア州で行われた選挙集会で、トランプ前大統領が演説を始めておよそ6分後、突然、複数の発砲音が響き渡りました。
トランプ氏は右耳をおさえてうずくまり、シークレットサービスに守られながら車に避難。その際、トランプ氏は観客に向かって右手を突き上げましたが、右耳からは血が出ていました。
トランプ氏は、その後、自身のSNSに、「私は右耳の上の部分を撃たれ、銃弾は貫通した。銃声が聞こえ、すぐに銃弾が皮膚を裂くのを感じた。たくさん出血したので、何が起こっているかそのとき理解した」と投稿しました。
トランプ陣営は、「彼は大丈夫だ。いま病院で検査を受けている」としています。
シークレットサービスは、「銃撃犯が集会現場の外から複数回、ステージに向けて発砲した。シークレットサービスが銃撃犯を無力化し、死亡した」と明らかにしていて、発砲した人物はその場で射殺されたとみられます。
また、AP通信などは、会場にいた参加者1人が死亡したと伝えています。
集会の参加者
「向こう側で誰かが“彼が撃たれた”と叫んでいた」
銃を撃ったのがどのような人物かは明らかになっていません。