猫に危険な『3大アレルギー』それぞれの症状やアレルゲンを解説

2024-07-20 20:00

猫も人間と同じように、アレルギーを引き起こすことがあります。原因となるアレルゲンは環境や季節によっても異なるため、原因に合わせた対策が必要になります。本記事では、猫が引き起こす「危険なアレルギー」について解説していきます。

猫が引き起こすと危険な「3大アレルギー」とは

かゆそうにする猫

1.アトピー性皮膚炎

猫の場合、ノミや食べ物以外の皮膚炎のことを「アトピー性皮膚炎」と呼びます。原因は主に「花粉」、「動物のフケ」「ダニ」「ハウスダスト」などで、体に強いかゆみが出ます。

アレルゲンの発生する環境によって発症する時期が左右され、3歳以下の猫が発症しやすいと言われているようです。

アトピー性皮膚炎は、原因となるアレルゲンを排除することが難しいため、一度発症してしまうと治療期間が長期になることが多いです。

症状は広い範囲での皮膚の発赤としてあらわれ、かゆみを伴うため過剰にグルーミングしてしまい、脱毛を引き起こすこともあります。また、舐めすぎることで肌を傷つけてしまい、炎症の範囲が広がってしまうことも。

アレルギーの原因を特定し、症状に合わせた投薬治療を行うため、治療には時間と費用が掛かります。

2.ノミアレルギー性皮膚炎

文字通り「ノミ」に噛まれることで発症するアレルギーです。寄生しているノミの数が少なくても発症し、ます。

主に「首」「お腹」「太ももの内側」「しっぽ」などを執拗に舐めるようになり、悪化すると脱毛してしまうこともあります。

ノミアレルギーを治療するには、まず猫の体にいるノミの駆除を行います。また、すでに発症している場合は家の中にもノミがいる可能性が高いので、猫の使用しているベッドやタオルなどは、掃除機を使用してノミを吸い取るようにしましょう。

部屋にまくノミの駆除薬も販売されていますので、あわせて使うと効果的です。部屋の中にノミの糞を見つけたら、寄生されている可能性が高いので、すぐに動物病院へ連れて行くようにしてください。

3.食物アレルギー

特定の食物やフードに含まれる成分によってアレルギー反応が起こります。猫の食物アレルギーの原因は解明されておらず、突然発症してしまうケースもあるので注意が必要です。

アレルギーの原因となる主な成分は、

  • 穀物類
  • 乳製品
  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉

などがあり、市販のフードに含まれている添加物にも反応することがあります。

どの成分に反応するかを判別するのは難しく、新しく食べているもの出発症することもあれば、子猫のときから食べているフードでアレルギー症状を引き起こしてしまう可能性もあるようです。

食物アレルギーを発症すると、かゆみが出るので患部を「舐める」「掻く」「噛む」といった動作をするため、脱毛や外傷が見られることがあります。

症状だけで食物アレルギーと診断することができないため、感染症や他の皮膚病、寄生虫などの検査を行い、原因の特定をします。

食物アレルギーの治療は、原因を特定した後、除去食試験を行う必要があるため、長期の治療になることが多いです。獣医師に相談し、日々の食事を管理していく必要があります。

猫のアレルギーを予防するには?

掃除する女性

猫のアレルギーを予防するためには、なるべくその原因となるものを取り除く必要があります。

室内の定期的な換気と掃除のほか、ノミや花粉は外から持ち込まないように家に入る前に払ったり、駆除薬を使用したりして、対策をとるようにしましょう。空気清浄機を使用することもおすすめです。

ノミやダニは予防できる駆除薬があるので、かかりつけの獣医師に相談して定期的に使用するようにすると安心です。

また、猫を家の外に出してしまうとノミが付くリスクが高まるので、できるだけ室内から出さないようにしてあげてください。

まとめ

グルーミングする猫

猫のアレルギーは、食物アレルギー以外は原因を取り除くことで発症を予防することができます。

特に花粉やハウスダストなどは、私たち人間にも悪影響を及ぼす危険性のあるものです。こまめに掃除と換気を行い、部屋の空気を循環させるようにしましょう。

猫も人間も気持ちよく過ごせるように、日々の生活環境を見直すようにしてくださいね。

関連記事

猫が同居猫と『一緒に寝ようとした』結果…まさかの絶望の展開が面白すぎると40万6000再生「可愛すぎww」「わかりやすw」爆笑の声
『人に棄てられ、虐待を受けた猫』迎えにいった結果…まさかの光景に涙があふれでると147万再生「心から感謝」「幸せになってほしい」
猫が一緒に寝てくれない6つの理由と一緒に寝る方法
猫が「アオーン」と鳴く時の気持ち
猫が『触って欲しい』ときに送るサイン4つ!触ると喜ぶ身体の部位と触り方のコツとは?

  1. 洋上風力発電事業の公募制度「見直し案」とりまとめ 再公募は来年度以降の見通し 採算合理性の低い入札を防ぐ措置導入 経済産業省
  2. 【李相日監督】大ヒット映画『国宝』の作家・吉田修一さんに『人生を変えていただいた』 第7回 野間出版文化賞を受賞
  3. 【辻希美・長女】希空 「今年もクリスマスディズニー❤」「このいちごミルク大好き!!!」
  4. コンビニが“遊び場”に? ファミリーマートがIP=知的財産の活用を強化 クレーンゲームなど5000店舗に拡大へ
  5. 【 i☆Ris 】 イベントを延期 「ご来場のお客様へ危害を加える内容のメールが」 公式サイトで声明 「毅然とした態度で臨む」「関係警察署と情報共有を行いながら対応」
  6. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  7. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  8. 赤ちゃんが『至近距離で大型犬と触れ合った』結果→怖がるかなと思ったら…まさかの光景が24万再生「立派なお兄ちゃん」「人間みたい」
  9. 猫がみせる『気遣い・遠慮』をしているような行動5選 優しい素振りに隠された本音とは?
  10. 犬が『人の体の上で眠る』心理5選 愛犬が飼い主と寝たがる理由や注意すべきことまで解説
  1. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  2. 「気温がおかしい…」来週は“10年に一度レベルの高温”の見込み 全国的に暖かい年末に
  3. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  4. 世界都市ランキング 東京がNYを抜き初の2位に 大阪は18位、福岡は40位
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  7. 骨組みを残し全焼…北海道・新千歳空港に向かう連絡バスが炎上 乗客40人と男性運転手は全員避難
  8. 【速報】11月の中国人観光客数は今年最も少ない約56万人 高市総理の台湾有事めぐる発言も影響 世界全体では1月から11月で計約3900万人 すでに1年間で過去最多
  9. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  10. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  11. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血
  12. 拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】