なぜか老犬になるとお散歩のときにオフリーシュにしてしまう飼い主さんをときどき見かけますが、犬を散歩する場合はそれがたとえ老犬であってもリーシュで繋いでおかなければなりません。確かにリーシュの目的は逸走防止や周囲への迷惑にならないようにするためといったものがあるため、若い頃のように活発に動けるわけではなくゆっくりのんびりぽてぽてと歩いている老犬には必要なさそうに感じるのだと思います。しかし、リーシュにはそれ以外にも老犬を助けるための使い方もできるのです。
老犬へのリーシュの役割は身体を支えること
老犬になるとリーシュがなくても逸走する心配もないからいいだろうと考え、オフリーシュで散歩をしている飼い主さんがいますがそれは間違いです。
確かに逸走を防ぐことや周囲への迷惑防止のためのリーシュではありますが、老犬の場合はそこに更に身体を支えるという機能を発揮することができるのです。
そのためにも首輪ではなくハーネスとリーシュをセットで使ってほしいのですが、身体がふらつきやすい老犬だからこそリーシュで繋いでおくと、万が一倒れそうになったときにリーシュを張ることで転倒を防ぐことができます。
また散歩においても足腰を支えることにも役立つため、老犬だからオフリーシュではなく老犬だからこそなおのことリーシュは継続して使用すべきなのです。
オフリーシュは条例違反になるため必ず装着しよう
そもそものお話をすると、犬の散歩はオンリーシュであることが決められておりオフリーシュは条例違反になります。
犬を飼育するうえでの飼い主の責務として終生飼育と適正飼育がありますが、この適性飼育の中のひとつにオンリーシュでの散歩が入っているのです。
いくら愛犬を大切にしていたとしても、そうしたマナーやルールが守れていないと周囲の人はそれによって嫌悪感を懐いてしまうため、無駄な争いや嫌悪感を生まないためにもルールは最後まで守るようにしましょう。
犬を守り周囲への不安も取り除くのがリーシュ
リーシュは子犬・成犬・老犬に関わらず犬を守るために装着をするものです。
同時に周囲への不安をそれによって取り除くことができるため、自分の気持ちだけでそうしたルールを無視することは決して褒められるものではありません。
リーシュさえつけていれば守れたのに…という事故などもたくさんあるため、さまざまなリスクから愛犬を守るためにもリーシュは必ず装着してあげてくださいね。
またリーシュにもいろんな種類があるので、もしも装着することで重さを感じているような雰囲気があれば、軽量タイプのリーシュを使ってみるのもおすすめです。
どんな年齢であれ散歩は楽しく穏やかにしたいもの。
安全確保と快適さの両方をリーシュひとつで確保できるので、ぜひ上手に使ってみてください。
まとめ
老犬になるとオフリーシュで散歩をしてもいいというのは勘違いであり、同時に犬を守るためにもリーシュは何歳になっても必要不可欠です。
リーシュは老犬であれば逸走だけではなく不安定な身体を支える役割としても使えるため、愛犬を怪我などから守るためにもしっかりとリーシュを装着してあげてください。
そして周囲にとっても安心できる散歩をすることは犬を迎えた飼い主の責任のひとつですので、それも忘れることのないようにしましょう。
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