女優の結城モエさんの初主演映画「乱歩の幻影」が公開初日を迎え、結城さんのほか、共演の高橋克典さん、山口大地さん、嘉島陸さん、小貫莉奈さん、秋山純監督、さらに原作・脚本・音楽を手掛けた島田荘司さんが登壇しました。
【写真を見る】【高橋克典】江戸川乱歩役に挑戦 40年来の友人・加藤雅也が大絶賛「さすがやねぇ」
司会を務めたのは、本作にも出演している俳優の加藤雅也さん、中井由梨子さん。
加藤さんは、主演の結城さんを紹介すると“横顔が非常に美しい!見どころは横顔!“と絶賛。
結城さんは“ありがとうございます“と照れながら、役作りについて“江戸川乱歩の「虫」という本がテーマなので、昔読んだことがあったんですけど、また何度も読み直して、島田先生のミステリーとあわさったときにどうなるのかなと考えてから台本を読むようにしました“と話しました。
さらに、加藤さんは高橋さんについて“我々は40年来の友達で、普段は「カツ」と呼んでますが、今日は高橋さんと呼びます“と紹介。
江戸川乱歩役を演じた高橋さんについて“乱歩の作家としての悩み、狂気を非常に上手く表現しているなと。あれは相当いろいろなものを読まないとできないことですね“と賛辞を送りました。
高橋さんは“最初に江戸川乱歩に触れたのは小学生の頃。怪人二十面相、明智小五郎シリーズはほぼ全て読みあさって。今回、たまたまこの役をいただいて、初めて江戸川乱歩さんの写真を見たんです。あの顔、あの雰囲気、人生をある意味楽しんでいるというか。小説の中を自由な場所として考えている人、でも僕は演じるにあたってそんな幅がなかったので、逆に黙ることで沈黙の中にいろんな想念を描いてみました“と役へのアプローチを明かしました。
すると加藤さんは“さすがやねぇ“と思わず感嘆。高橋さんは“恐縮です“と照れまくりでした。
また、実年齢は36歳にもかかわらず、70〜80歳くらいの設定の男性を演じ、銀髪で役に挑んだ山口大地さんは、“(演じた役は)実在した方ということで、いろいろ調べたんですけど、情報が少なくて…。でも、調べる中で気難しい方なのかなと。そうしたら先ほど(演じた役の)お孫さんが見にきてくださって、お話をお伺いしたら、やはり気難しい方でしたと。“と大喜び。
ところが、山口さんが“僕はまだそんな年齢じゃないんですけど、克典さんと同じくらいの年齢の設定で…“と話し続けると、高橋さんから“ちょっと!!俺、70(歳)いってない!まだ!60!!“と、すかさず訂正が。
加藤さんからも“俺も60だからね!“と、先輩たちからツッコミを浴びてタジタジになる山口さんに、会場は笑いに包まれていました。
【担当:芸能情報ステーション】