居酒屋「新時代」を運営する会社が、グルメサイトやXの公式アカウント上で、消費税を含まない価格をあたかも税込み価格かのように表示していたとして、消費者庁は運営会社に対し、再発防止などを求める措置命令を出したと発表しました。
消費者庁から29日付で措置命令が出されたのは、居酒屋チェーン「新時代」など140店舗以上を展開する「ファッズ」です。
消費者庁によりますと、「ファッズ」は去年6月から12月の間、グルメサイト「食べログ」で「生ビール190円」などと、料理や飲み物の税抜き価格を「税込み」と偽って表示するなどしていたということです。
消費者庁は、これが景品表示法違反に当たるとして、「ファッズ」に対し不適切な価格表示の削除や再発防止を求める措置命令を出しました。
措置命令を受け「ファッズ」は、「この度の措置命令に対し、誠実に速やかに対応します」とコメントしています。