イスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスは、最高指導者ハニヤ氏が訪問先のイランでイスラエルに殺害されたと発表しました。
ハマスは31日、声明を出し、最高指導者ハニヤ氏が訪問先のイランで、イスラエルによる襲撃によって殺害されたと明らかにしました。ハニヤ氏は、イランのペゼシュキアン大統領の宣誓式に出席するため首都テヘランを訪れていて、滞在する建物で殺害されたということですが、詳しい状況は分かっていません。
ハニヤ氏は、2017年にハマスの指導者に選出。
カタールを拠点にしているとみられ、去年10月のイスラエルとハマスとの戦闘開始以降、停戦交渉のために仲介するエジプトやカタールと協議を進めてきました。
ハマス系のメディアは、「罰を免れない卑劣な行為だ」と非難するハマス幹部の声明を報じていて、今後、さらなる中東情勢の悪化が懸念されます。