旧優生保護法で不妊手術を強制されたとして77歳の女性が国に賠償を求めた裁判で、和解が成立しました。旧優生保護法をめぐる訴訟で和解が成立するのは初めてです。
都内に住む西スミ子さん(77)は旧優生保護法で不妊手術を強制されたとして国に賠償を求め、訴訟を起こしていましたが、きょう、東京地裁で和解が成立しました。
西さんの代理人弁護士によりますと、国側が西さんに和解金1650万円を支払うことで和解が成立したということです。
原告 西スミ子さん
「勝って良かった。嬉しかった。皆さんのおかげだと思います」
旧優生保護法をめぐる訴訟は2018年以降、全国で起こされていますが、和解が成立するのは初めてです。