自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検特捜部は、政治資金規正法違反の疑いで刑事告発を受けていた菅家一郎衆議院議員と簗和生衆議院議員ら5人をきょう付で不起訴処分にしました。
不起訴となったのは、自民党の▼菅家一郎衆議院議員と、▼簗和生衆議院議員のほか、それぞれの政治団体の会計責任者らあわせて5人です。
政治資金規正法は政治団体から政治家個人への寄付を原則禁止していますが、菅家氏と簗氏らはそれぞれ、派閥から個人への寄付を受けたなどとして刑事告発されていました。
特捜部は不起訴の理由について、いずれも「嫌疑なし」としています。
一連の裏金事件をめぐっては、安倍派の国会議員3人と、安倍派、二階派、岸田派の会計責任者らあわせて10人が立件されています。
