犬は暑さが苦手な子が多くいますが、中でも暑さに弱い犬種は熱中症に陥るリスクが高いので注意が必要です。今回は『暑さが苦手な犬種』と夏の対処法について解説します。
夏場は要注意!『暑さが苦手な犬種』4選
命の危険があるほどの暑さに襲われる夏の日本列島。暑さが苦手な犬種にとっては、しっかり対策を取らなければ非常に厳しい季節です。ここでは『暑さが苦手な犬種』の特徴を紹介します。
1.ダブルコート犬種
ダブルコート犬種とは、被毛が二層構造になっている犬種です。ダブルコート犬種は多くいますが、以下のような犬種がダブルコート犬種に該当します。
- ゴールデンレトリバー
- コーギー
- ポメラニアン
- アメリカンコッカースパニエル
被毛が二層になっているため、シングルコート犬種よりも熱が篭りがちです。しっかり暑さ対策をしたり、夏を迎える前にサマーカットをするなどの対策をしましょう。
2.寒い地域原産の犬種
寒い地域原産の犬種は、寒さに強い一方で暑さに弱い特徴を持ちます。
- シベリアンハスキー
- サモエド
- セントバーナード
- グレートピレニーズ
多くの場合、ダブルコート犬種ということもあり、日本の夏は彼らにとって厳しすぎる環境だと言われることが多いです。夏場はエアコンの冷房やサーキュレーターなどを活用し、徹底的に快適な室温を維持しましょう。
3.短頭種
短頭種は呼吸で体温を調節することが苦手です。夏場は熱を吸い込んでしまうため、特に熱中症になりやすいと言われています。
- パグ
- ブルドッグ
- ペキニーズ
- シーズー
以上の犬種は短頭種の代表的存在なので、散歩に連れていく時などは特に気温や湿度、時間帯に気をつけてください。
4.短足犬種
以下のような短足犬種も暑さに弱い傾向にあります。
- ダックスフンド
- バセットハウンド
- コーギー
室内であれば室温を調節することで対策ができますが、散歩中はアスファルトからの熱を直に受けやすいため、メッシュ生地の服などを着せて、照り返しによる火傷や熱中症を防ぎましょう。
5.肥満気味の犬や子犬・老犬も要注意!
肥満気味の犬や体力を消耗しやすい子犬、老犬も熱中症になりやすいので注意が必要です。適度な運動は必要ですが、暑い時間帯を避けて散歩させたり、子犬や老犬の場合はあまりに暑すぎる日は散歩を断念し、室内遊びに切り替えるなど臨機応変に対応しましょう。
夏が得意ではないワンコに絶対すべき暑さ対策は?
夏が得意ではないワンコは特に暑さ対策を徹底する必要があります。下記の対処法を参考に、暑さ対策を実践しましょう。
- 散歩は陽が落ちてから行く
- 散歩の時は地面が熱くないか手で触って確認する
- クールマットなどの暑さ対策グッズを活用
- 室温は22度前後、湿度は60%を目安に維持する
- 水は普段よりも多めに用意する
散歩時は、必ず安全に散歩できるか外の状況を正確に見極めてください。夏のおすすめは、朝8時までの時間帯と夜間20時以降の時間帯です。
まとめ
いかがでしたか。暑さが苦手な犬種は、他の犬種に比べて熱中症になりやすい傾向が見られます。屋外はもちろん室内でも熱中症になりやすいので、愛犬の命を守るためにもしっかり暑さ対策を行ってください。
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