パリオリンピック™の卓球日本代表6選手が13日、帰国し都内で会見に臨んだ。女子団体で銀、シングルスで銅の2つのメダルを獲得した、早田ひな(24、日本生命)は「私の中では挑戦者っていう気持ちは変わらないので、またこの4年間、しっかり自分と向き合って突っ走っていきたいなと思ってます」と早くも4年後のロス五輪に意欲を見せた。
【写真を見る】早田ひな「またこの4年間、突っ走っていきたい」張本智和「恥ずかしい戦いではなかった」卓球日本代表帰国
惜しくもメダルにあと一歩届かなかった男子のエース張本智和(21、智和企画)は「結果を見ればメダルなしというすごく悔しい結果でしたが、最初の混合ダブルスから最後の男子団体まで恥ずかしい戦いではなかったと思います。内容と結果を結び付けられるような大会に次はできたらいいなと思います」と大会を振り返った。
今大会、兄妹で出場した張本は妹の美和(16、木下グループ)と4年後のロス五輪で混合ダブルスでペアを組む可能性があるか問われると「そこは一人の意見、動向で決まるものではないですし」と応えたが、美和は「もちろん組みたい気持ちもありますけど」と兄妹ペア結成に意欲。しかし「やっぱり相性だったりとか、あとはやっぱり強い選手が出るのが普通だと思うので、まずはしっかり自分の力をもっともっと上げていけるように頑張っていきたいです」とさらなる成長を誓った。
約1か月ぶりの帰国に平野美宇(24、木下グループ)は「ずっと甘いものを我慢したので焼肉と甘いものを制限なしで食べたいです」と笑顔を見せた。
初出場の篠塚大登(20、愛知工大3年)は「とても悔しい結果で終わってしまいました。試合が終わってから数日経つ今でも、試合のことを思い出せば、とても悔しく苦しい気持ちになります。でもこれは忘れたくても忘れられないと思うので、必ず次に活かすようにしたい」と悔しさを滲ませ、同じく初出場の戸上隼輔(22、井村屋グループ)も「大舞台のオリンピックという貴重な経験をさせてもらって、今後に必ず活かしていきたい」と前を向いた。
【卓球日本代表 結果一覧】
■男子シングルス
準々決勝敗退:張本智和
3回戦敗退:戸上隼輔
■男子団体
4位(張本智、戸上、篠塚)
■女子シングルス
銅メダル:早田ひな
準々決勝敗退:平野美宇
■女子団体
銀メダル(早田、平野、張本美)
■混合ダブルス
1回戦敗退(張本智、早田)