「不如帰」という漢字、あなたは読むことができますか?
鳥という漢字こそ含まれていませんが、日本人には古くからなじみ深い鳥のことですよ。
この「不如帰」が何と読むのか、ヒントも出しますので読み方を考えてみてください!!
「不」「如」「帰」の基本の読み方
まずは、「不」「如」「帰」それぞれの漢字の読み方を見ていきましょう。
カタカナは音読み、ひらがなは訓読み(送り仮名)です。
不:ず・フ・ブ
如:しく・ごとし・ゆく・もし・ジョ・ニョ
帰:かえる・かえす・とつぐ・おくる・キ
この通常の読みから、「不如帰」の読み方に思い当たるものはありましたか?
「不如帰」の正しい読み方は?
「不如帰」、その正しい読み方は「ほととぎす」でした!
「ふじょき」と読まれる事も時にはあります。
渡り鳥として知られる「不如帰(ほととぎす)」は、中国・インドから飛んできます。
5月ころの温暖な季節になると日本でもその姿を見られます。
大きな独特の鳴き声が特徴的で、オスの鳴き声が「ホットトギス」と聞こえるのが名前の由来灯されています。
また、その鳴き声は「テッペンカケタカ」や「トッキョキョカキョク」などと表現される事もあります。
また、「不如帰」という漢字表記も鳴き声に由来します。
「不如帰」は『帰りたい』という意味なのですが、これはほととぎすの火がついたような大きな鳴き声を、国に帰る事を願うも帰れなかったという古代中国にあった古蜀という国の君主・望帝の人生に重ねたものなのだとか。