「感染症対策のため速やかにガザで停戦を」国連トップが声明 ポリオウイルス検出で感染症蔓延の恐れ

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-08-17 03:54
「感染症対策のため速やかにガザで停戦を」国連トップが声明 ポリオウイルス検出で感染症蔓延の恐れ

国連のグテーレス事務総長は、パレスチナ自治区ガザなどで感染症が蔓延する可能性があるとして、対策のための速やかな停戦を求めました。

国連 グテーレス事務総長
「ポリオ・ワクチン接種活動のための人道的な停戦を速やかに確約するよう、全ての当事者に求めます」

グテーレス事務総長は16日、ガザの一部の地域で感染症を引き起こす可能性のあるポリオウイルスが見つかったことを受け、ワクチン接種を進めるために速やかな停戦が必要だと訴えました。

国連はガザで、10歳未満の子ども64万人以上を対象にポリオのワクチン接種を始める準備を整えていて、安全に実施できるよう、爆撃を衛生施設に行わないことなどを求めています。

また、長引く戦闘によってガザの水道や衛生施設は壊滅状態となっているうえ、定期的な予防接種が中断されているため、はしかなどの病気が広がっていると危機を訴えています。

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