アフリカで感染が急拡大している「エムポックス」について、WHO=世界保健機関は16日、「国境の閉鎖は勧告しない」とする見解を示しました。
エムポックスは、アフリカ中部のコンゴ民主共和国を中心に感染が急拡大していて、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しています。
現在、感染が広がるウイルスは、おととし流行したものと比べ重症化しやすいタイプで、15日にはアフリカ大陸以外では初めて、スウェーデンが感染の確認を発表しました。
WHOのマーガレット・ハリス報道官は16日、「対策で重要なのは検査と感染者の隔離、接触者の追跡だ」と強調し、「国境を閉鎖することを勧告しないし、実施を望んでいない」と見解を述べました。