東京外国為替市場で円高が進んでいます。
週明けのきょう、円相場は一時1ドル=145円前半まで上昇し、今月7日以来、およそ2週間ぶりの円高水準となっています。朝方は1ドル=147円台後半で取引されていましたが、1日で2円以上円高方向に進んだ形です。
市場では「今週発表されるアメリカの雇用に関する統計が下方修正されるのではないか」との観測が一部で広がっていることから、アメリカ経済の先行きへの懸念が拡大し、円買い・ドル売りが膨らんでいると見られます。
今週後半には日銀の植田総裁の閉会中審査やFRBのパウエル議長の講演を控えていて、日米の中央銀行トップの発言に市場の注目が集まっています。