同社の技術ポートフォリオと循環型ハブを拡大
- 買収により、LYBの循環型・低炭素ソリューション事業が拡大し、革新的なリサイクル技術がさらに多様化
- 取引には、既存資産と計画的成長プロジェクトが含まれる
ロッテルダム(オランダ), 2024年8月23日 /PRNewswire/ -- LyondellBasell(ライオンデルバセル、英文略称LYB)は本日、ドイツのメルゼブルクにあるAPK AGの完全な所有権を取得する契約を締結したと発表しました。同社の技術で可能となった今回の買収により、LYBは循環型・低炭素ソリューション事業の成長と向上を図ることができます。
取引の完了は通常の完了条件に従います。APKの溶剤ベースのリサイクル技術は、既存のメカニカル・リサイクル技術やアドバンスト・リサイクル技術と完全に適合するとLYBは考えています。そのため、LYBはすでに過去にAPKに投資し、この技術をスケールアップさせるために協力的な取り組みを行ってきました。LYBは、APKを買収することで、2024年5月末に破産した同社の将来を確保したことになります。
「APKの溶剤ベースのリサイクル技術は、当社の既存および将来のメカニカル・リサイクル業務とアドバンスト・リサイクル業務に不可欠な追加機能であり、補完機能であると私たちは考えています。これは、2030年までに年間200万トン以上のリサイクルおよび再生可能ベースのポリマーを生産・販売するという当社の目標達成に向けた重要な一歩です」とライオンデルバセルの循環型・低炭素ソリューション担当執行副社長であるYvonne van der Laan氏は述べています。「意欲が高いAPKの企業文化は、LYBに最適です。私たちは、APKの素晴らしい進歩を基盤として、同社の研究開発チーム、プロジェクト・エンジニアリング・チーム、事業運営チームの専門知識を最大限に活用し、持続可能性における業界リーダーとしての地位を固めたいと考えています。」
「LYBとの合意に至り、会社の将来を確保できたことを非常に嬉しく思います」と語るのは、APK AGのCEO、Steve Döring氏。「LYBは、循環型ソリューションとテクノロジーにおける世界的なリーダーになるという野心を抱いており、戦略的に完璧に一致するパートナーです。これにより、成長機会への投資が可能になり、当社独自の溶剤リサイクル技術がその可能性を最大限に発揮できるようになります。」
このリサイクル技術は、低密度ポリエチレン(LDPE)用の溶剤ベースというユニークなタイプです。LYBは、消費者向けの分野から出る混合プラスチック廃棄物の大部分を占める、リサイクルしにくい柔軟な廃棄物のリサイクル促進を目的としています。この技術は、リサイクルが難しい柔軟なプラスチック廃棄物のさまざまなポリマーを分離し、パーソナル・ケア製品などの新しい柔軟な包装に適した高純度のリサイクル材料を生成します。生産された素材は、LYB Circulenポートフォリオで販売されます。
2023年3月、LYBは、持続可能性における業界リーダーとしての地位確立を目的とした重要な新企業戦略を発表しました。LYBは、クラス最高の差別化された革新的な技術へのアクセスを生み出すための野心的な計画を策定し、新しい戦略の中心的な要素として、専用の循環型・低炭素ソリューション(CLCS)ビジネスを立ち上げました。CLCSは、プラスチック廃棄物の選別とリサイクル事業の川上への大規模な投資をヨーロッパ、アメリカ合衆国、アジアで開始しました。
LyondellBasell(ライオンデルバセル)について
LyondellBasell(NYSE: LYB) は、持続可能な毎日の生活を送るためのソリューションを作り出すグローバルな化学産業のリーダーです。先進技術と集中投資を通じて、同社は循環型・低炭素経済を実現しています。すべての活動を通じて、同社は顧客、投資家、そして社会のために価値を解き放つことを目指しています。ポリマーの世界最大の生産者の1つであり、ポリオレフィン技術のリーダーとして、同社は持続可能な交通、食品安全から清潔な水、質の高い医療に至るまで、幅広い用途に対して高品質で革新的な製品を開発、製造、販売しています。詳細については、www.lyondellbasell.comをご覧いただくか、LinkedInで@LyondellBasellをフォローしてください。
将来の見通しに関する記述
本記事に記載されている歴史的事実でない事項に関する事柄は、将来の見通しに関する記述です。実際の業績は、リサイクルおよび再生可能ベースのポリマーの増産を含む持続可能性の目標を達成する当社の能力、およびこれらの目標を達成するために原料を調達する当社の能力などの要素により、大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。将来の見通しに関する記述と大きく異なる結果をもたらす可能性のある追加の要因は、2023年12月31日に終了した年度の当社様式10-Kの「リスク要因」セクションに記載されており、この様式は投資家向け広報ページのwww.LyondellBasell.com、および証券取引委員会のウェブサイトwww.sec.govにてご覧いただけます。将来の見通しに関する記述のいかなる行為、事象または結果のいずれかが発生する、または発生した場合にそれが当社の業績または財務状況に与える影響を保証するものではありません。将来の見通しに関する記述は、それらが作成された時点のものであり、あくまでその時点におけるライオンデルバセルの経営陣の想定および意見に基づいたものです。ライオンデルバセルは、状況または経営陣の見積もりや意見が変化した場合、法律で義務付けられている場合を除き、将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。
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