猫の祖先「リビアヤマネコ」とは?特徴やどのような歴史でイエネコになったのか解説

2024-08-24 16:00

私たち人間と暮らしているイエネコは「リビアヤマネコ」という動物が祖先であることが研究で明らかになっています。今回は、私たちと暮らす猫たちの祖先「リビアヤマネコ」について詳しく解説していきます。

「リビアヤマネコ」の特徴

リビアヤマネコ

「リビアヤマネコ(学名Felis lybica、英名African Wild Cat)」は、現在でも北アフリカや中東の一部に生息しているネコ科の動物です。

体長は約50〜70cmですが、一般的な猫の体長が約30cmなので、イエネコより一回りほど大きめです。被毛は短く、柄はキジトラなので、「大型なキジトラ猫」という印象を感じられる方も多いでしょう。

このリビアヤマネコは、朝と夕方、そして夜に活動する薄明薄暮性の動物です。昼間は岩陰や茂みの中で休み、薄暗い時間帯になったら小型哺乳類、鳥類、爬虫類、昆虫などを捕食します。

ちなみに、リビアヤマネコは現在人間と一緒に暮らしているイエネコたちの祖先であることが、遺伝子分析の研究にて示唆されています。

「リビアヤマネコ」と人類の歴史

リビアヤマネコ

リビアヤマネコは、およそ9500年前から人類と共存していたと考えられています。

地中海のキプロス島にある、約9500年前のものと思われる遺跡の中から、人間の骨だけでなく、リビアヤマネコのものと思わしき動物の骨が出土されたのが根拠とされています。

太古の大昔から、人間と猫は生活を共にしていた可能性が高いと考えられます。

ちなみに日本の場合、猫と一緒に暮らし始めたのは弥生時代からの可能性があるとのこと。少なくとも平安時代になると、猫と暮らしていた記録があるそうです。

「リビアヤマネコ」が人と共生することにした理由

キジトラ猫

諸説ありますが、リビアヤマネコと人類が共に暮らすようになったのは、穀物を食い荒らすネズミ対策のためだったという説が有力とされています。

リビアヤマネコが生息していた中東近辺は、農業が盛んで穀物の栽培も行われていました。その一方で、穀物を狙うネズミ対策が必須だったのです。ネズミ対策の一環としてリビアヤマネコを用いていたのではないかといわれています。

リビアヤマネコとしても、ネズミを捕食できるという理由で人間の生息域に足を運んでいたのでしょう。

まとめ

リビアヤマネコ

「リビアヤマネコ」は、現代のイエネコの祖先だと言われており、外見など多くの特徴を引き継いでいます。

ただし、まったく同じかというとそういうわけでもなく、時代とともに少しずつ変化を重ねて、現在のイエネコへと変わっていったそうです。人間と共に暮らすために、より適した生態へと適応していったのでしょう。

今回の記事を参考に、リビアヤマネコと愛猫のとの共通点や異なる点を探してみてはいかがでしょうか。

関連記事

猫が『触って欲しい』ときに送るサイン4つ!触ると喜ぶ身体の部位と触り方のコツとは?
『小さくて可愛かったのに…』子猫の完全に想定外な『まさかの成長』が面白すぎると60万再生「ずっどーんww」「吹いた」爆笑
猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理
『パパを狙う猫』を黙って撮影してたら…襲撃する様子が面白すぎて吹きだすと99.7万再生「すごい迫力w」「思わず声でた」と爆笑の嵐
猫が声を出さずに鳴く「サイレントニャー」の心理

  1. 【速報】ユン大統領を逮捕 韓国メディア、現職大統領の逮捕は初
  2. 【速報】韓国・ユン大統領に逮捕状 地裁「証拠隠滅の恐れ」、現職の大統領に逮捕状が出るのは憲政史上初めて
  3. 大学入学共通テスト初日 大きなトラブルなし 2日目は「理科」「数学」「情報」
  4. ロシアの「日本センター」活動困難のおそれ 政府間覚書の履行停止を発表
  5. ユン大統領自ら事実関係について説明 審査結果は早ければ今夜にも出る見込み 韓国大統領の逮捕状発付の審査
  6. 2025年伊利エリートサミット、尊重と幸福を重視しながら従業員の貢献を称える
  7. いよいよ大統領に就任へ ここにきてすり寄る“実業家”たち トランプ大統領で世界はどう変わる?【報道特集】
  8. アジア最大 食品飲料展「FOODEX JAPAN 2025」3/11~3/14 @東京ビッグサイトに国内最大ワイン展示エリア「FOODEX WINE」初登場! 食事の味を引き立てるワインのトレンドを体感
  9. トヨタ・日本生命・明治安田生命・NTT東日本がフジテレビへのCM差し止め 中居正広さんと女性のトラブル報道めぐり
  10. 小さな子猫が寝ていたら、2匹の大型犬が…とんでもなく微笑ましい『まさかの瞬間』が129万再生「気になりすぎw」「まだ見てるよw」
  1. 【速報】韓国・ユン大統領に逮捕状 地裁「証拠隠滅の恐れ」、現職の大統領に逮捕状が出るのは憲政史上初めて
  2. 車10台が絡む事故 60代女性1人死亡11人けが 関越自動車道 現在も一部区間で通行止め続く 新潟・湯沢町
  3. 【速報】ユン大統領を逮捕 韓国メディア、現職大統領の逮捕は初
  4. 『おじいちゃんが亡くなって9日目』に見せた犬の行動が…想定外だった『衝撃の光景』に涙が止まらないと44万再生「見えてるの?」「愛感じる」
  5. 千葉県内3か所で鳥インフルエンザ疑い 計約66万羽 県は「短期間で続発している」と注意呼びかけ
  6. トヨタ・日本生命・明治安田生命・NTT東日本がフジテレビへのCM差し止め 中居正広さんと女性のトラブル報道めぐり
  7. 大学入学共通テスト初日 大きなトラブルなし 2日目は「理科」「数学」「情報」
  8. 愛犬用のグッズが捨てられないときはどうしたらいい?整理するための秘訣や新たな活用法をご紹介
  9. ユン大統領自ら事実関係について説明 審査結果は早ければ今夜にも出る見込み 韓国大統領の逮捕状発付の審査
  10. 「ドジャース」と契約合意 佐々木朗希投手のふるさと岩手 新聞の号外配られ同郷の大谷翔平選手と同じ球団に決まったことを喜ぶ声
  11. 夕食の準備中、赤ちゃんが転びそうになった瞬間…まさか過ぎる『大型犬が守る光景』が51万再生「動じないの凄いw」「包容力に惚れた」と称賛
  12. パパの帰宅に気づいた犬→なぜか『反対方向』に猛ダッシュして…全力すぎる『超熱烈歓迎』が20万再生「最高すぎ」「目頭が熱くなる」と絶賛
×