「大きな判断だが決断に迷いはなかった」 敦賀原発2号機 事実上の「再稼働不許可」受け原子力規制委員長

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-08-28 15:26
「大きな判断だが決断に迷いはなかった」 敦賀原発2号機 事実上の「再稼働不許可」受け原子力規制委員長

原子力規制委員会がきょう、福井県の敦賀原発2号機について、再稼働の前提となる規制基準に適合しないとする案を了承し、事実上、再稼働を認めないとの判断を示したことを受け、規制委員会の山中伸介委員長は「大きな判断だが決断に迷いはなかった」と語りました。

原子力規制委員会はきょう、敦賀原発2号機について、原子炉の真下にある断層が活断層であることを否定できないとして、再稼働の前提となる規制基準に適合しないとする「審査書案」を了承しました。事実上、再稼働を認めないとの判断を示したことになります。

このことを受け、規制委員会の山中伸介委員長は「技術的に見て、十分判断できる時期だった」としたうえで、「大きな判断だが決断に迷いはなかった」と語りました。

規制委員会はあすからパブリックコメントを行い、広く意見を募ってから正式に決定する方針で、決定されれば、規制委員会の発足後初めて、再稼働を認めない判断が示されることになります。

一方、事業者の日本原子力発電は追加の調査をしたうえで、改めて審査を求める考えを示しています。

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