「教唆をしたつもりはない」私人逮捕系YouTuber“ガッツch”今野蓮被告らが無罪主張　覚醒剤取締法違反教唆の罪で起訴　東京地裁

男性に覚醒剤を所持するようそそのかしたとして覚醒剤取締法違反の教唆の罪に問われている私人逮捕系YouTuber2人が、初公判で無罪を主張しました。

YouTubeの「ガッツch」で中島蓮の名前で活動していた▽今野蓮被告（31）と▽奥村路丈被告（29）は去年8月、女性を装い、ネット掲示板と通信アプリでメッセージをやりとりした男性に、覚醒剤を買って待ち合わせ場所に持ってくるようそそのかした覚醒剤取締法違反の教唆の罪に問われています。

東京地裁できょう（29日）開かれた初公判で、2人は「教唆をしたつもりはありません」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

今野被告らは、待ち合わせ場所に現れた男性が覚醒剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕される様子を撮影しYouTubeに投稿していましたが、この点について、検察側は「動画の再生回数を増やし広告収入を得るためだった」と指摘しました。

一方の弁護側は、2人が男性に送ったメッセージと男性が覚醒剤を所持したことに「因果関係がない」として、無罪を主張しました。