群馬県など9県で太陽光発電所の銅線が狙われた窃盗事件で、警察は逮捕したカンボジア国籍の男3人らの犯行が117件に上り、被害総額はおよそ3億2000万円だと明らかにしました。
群馬県警は、これまでに逮捕したカンボジア国籍の男3人らによる太陽光発電所の銅線を狙った事件を捜査した結果、おととし7月から今年1月ごろにかけて、群馬県を含む福島県や栃木県など9県で犯行が117件に上り、被害総額は3億1947万円相当だと明らかにしました。
盗まれた銅線はその後、金属買取店で売却し、換金されていたとみられていて、調べに対し3人は「家族への送金や生活費などに使った」などと供述しているということです。
群馬県では太陽光発電所の銅線が盗まれる被害が今年827件と相次いでいて、警察は同様の窃盗グループが他にもいるとみて捜査しています。
