スフィンクスはクールなイメージ、スコティッシュフォールドは朗らかなイメージなど、猫のルックスによる「性格のイメージ」をもっている人は多いかもしれません。実際、猫の顔のかたちからはある程度性格の違いがあらわれるようです。猫の顔のかたちによる性格の違いとは、一体どのようなものなのでしょうか?
猫は『顔のかたち』でも性格が違う?4つのタイプとは?
1.丸顔の猫の性格タイプ
丸顔の猫は、顔が丸く、頬がぷっくりとしているのが特徴の猫です。代表的な品種には、ブリティッシュショートヘアやマンチカン、スコティッシュフォールドなどがあります。
このタイプの猫は、一般的に温厚で穏やかな性格を持つことが多いようです。
家庭内での安定感を好み、飼い主との絆を深めるのが得意で、他のペットや人間ともうまくやっていける社交的な一面もあります。
2.スリム顔の猫の性格タイプ
スリム顔の猫は、シャープな顎ラインや細長い顔が特徴で、シャムやアビシニアンなどが代表的です。
このタイプの猫は、活発で好奇心旺盛な性格が多いとされています。常に新しいことに興味を持ち、エネルギッシュに過ごすことが好きです。
またほかの猫よりもおしゃべりで、プライドが高い一面があります。
3. 平たい顔の猫の性格タイプ
平たい顔の猫というのは、鼻がペチャとしている猫のことです。エキゾチックショートヘアやペルシャ猫などが代表的な品種ですね。
このタイプの猫は、一般的におっとりとした性格が多いとされています。人懐っこく、のんびりとした生活を好み、わがままもいいません。
猫初心者でも関わりやすく、鳴き声も小さいのでマンションや集合住宅での飼育にも向いています。
ただし、しつこくベタベタされるのは嫌いなので、猫の温厚な性格のあまり距離を詰めすぎるのは賢明とはいえません。
4.四角い顔の猫の性格タイプ
「四角形」の顔の形を持つ猫は、輪郭が四角に近い形状をしているのが特徴です。品種で言うと、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンといった大型の猫によく見られます。
四角い顔の猫たちは、一般的に安定感と落ち着きを持っていて、穏やかで優しい性格の持ち主です。新しい環境や変化に対しても適応力があり、冷静に対応できる傾向があります。
また、従順で飼い主のいうこともきちんと聞けるので、「犬のような猫」と表現されることも多いです。人懐っこく、飼い主だけでなく他のペットやゲストとも良好な関係を築けます。
【番外編】猫の毛色別の性格タイプ
実は顔のかたちだけでなく、猫の被毛の色からでも性格を推測できます。科学的根拠はないのであくまでも「傾向」ではありますが、ぜひ参考にしてください!
白い被毛の性格タイプ
白い被毛の猫は、一般的に「警戒心が強く、神経質」といわれます。野生下で「白」は目立つ色だからだそうです。
外敵に襲われやすいリスクが高いため、イエネコであっても本能的に警戒心が強くなっているのかもしれません。
黒い被毛の性格タイプ
黒の被毛を持つ猫は、白色とは反対に甘えん坊で自信に満ちた性格の傾向があります。黒色は野生化では目立ちにくく、外敵に狙われにくい特徴があるためです。
グレー被毛の性格タイプ
グレー被毛を持つ猫は、おっとりしている傾向が強いですが、黒猫と比較すると繊細な個体も多いようです。
まさに白と黒の中間のような性格をしています。
三毛の性格タイプ
三毛の被毛を持つ猫は、ツンデレな性格が多いといわれています。
三毛といえば、ほとんどがメスということで有名ですが、クールで気まぐれな性格も「メスらしさ」によるものなのかもしれません。
キジトラ猫の性格タイプ
キジトラの性格は、ワイルドで好奇心が旺盛といわれます。
キジトラの被毛は実は祖先の色をそのまま引き継いだもの。そのため保護色といわれる、「野生では見つかりにくい色」をしています。
その特徴からか、大胆で運動神経抜群の猫が目立つようです。
まとめ
猫の顔のかたちによる性格の傾向は、今回紹介したようなものがあります。しかし猫の性格は個体差が大きく、顔のかたちだけで決定づけられることはありません。
猫の性格は幼少期の環境や、もともと生まれ持った性格そのものによる側面が強いとされます。つまり、愛猫には愛猫にしか持っていない一面があるということ。
ぜひこの記事を参考にしながら、愛猫はどのような性格をしているのか、研究してみてくださいね。
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