自民党の総裁選に立候補を表明している河野デジタル大臣は、自動運転が普及しない理由は「国内の規制」にあり、「技術が宝の持ち腐れになってしまう」と危機感を示しました。
河野デジタル大臣
「世界の自動運転に比べると、圧倒的に日本の自動運転規制が厳しすぎて実験にならないんではないかということを心配してます」
河野大臣はきょう午前、茨城県・常総市で自動運転車両の実証実験を視察しました。
自動運転の実証実験は▼補助役の乗車が必要なうえ▼厳しい速度制限が設けられていることから、河野氏は「日本のメーカーが技術を持っているものが規制で止まってしまっている」「これでは世界に太刀打ちできない」などと危機感を示しました。
河野氏は国内での自動運転の普及の必要性を強調したうえで「いち早く実用化されるための実験ができる環境を1日も早く作らないといけない」と語りました。