愛犬と過ごしていると「もしかして休日を把握してるの?」と思うような行動をとることはありませんか。犬に『飼い主の休日』という概念はあるのでしょうか。今回は犬が『飼い主の休日』にする行動を紹介します。
犬には『飼い主の休日』という概念はあるの?
「犬が休日になるといつもとは違いソワソワしだす」「いつもとは違う行動をとる」という声は意外にも珍しくありません。決まって休日にいつもとは違う行動や態度をとっている姿を見ると、犬は飼い主の休日を理解しているのではないかを考えてしまいます。
実際は、犬たちに『休日』という概念はありません。しかし、飼い主さんの行動パターンや周囲の環境などを総合的に考慮し、「今日は飼い主さんがお仕事に行かない日」とルーティンとして学習していることは多いです。
飼い主が休日前に行う決まったルーティンがあったり、決まった曜日が休みの場合、体感的に「明日あたり、飼い主さんがお家にいる時間が長い日かな?」と予測している犬も多いでしょう。
犬が『飼い主の休日』にする行動4つ
犬が飼い主の休日にとりがちな行動をまとめてみました。皆さんの愛犬は飼い主が休みの日に、どのような行動をとることが多いでしょうか。
1.いつもより甘えたがる
飼い主にべったりとくっついてきたり、目の前でお腹を見せて「撫でて〜」と催促してきたりと、普段よりも甘えたがる様子を見せる犬は多いです。
「今日は飼い主さんがお家にいる時間が長いから、たくさん甘えよう」と犬たちの中でも休日は飼い主さんが一緒にいてくれる嬉しい日、という認識があるのかもしれません。
2.後をついて回る
普段、お仕事で家にいる時間が少ない飼い主さんの休日には、なるべく一緒に過ごす時間を増やしたいという気持ちが強まることも。すると、飼い主が移動するたびに後をついて歩く犬もいます。
また、休日にお出かけする頻度の高い飼い主の場合は、「またどこかに出かけちゃうの?」「僕も連れて行って」と不安から飼い主の跡をついて回る犬もいるでしょう。
3.遊びの催促を積極的にする
犬は飼い主の様子をよく観察しています。普段は仕事などで忙しく疲れている飼い主に甘えられない犬でも、休日には飼い主に甘える姿を見せることが多いです。
そんな犬の場合は、休日になるとお気に入りのおもちゃを持ってきてみたり、リードをくわえて「散歩に連れて行って」と積極的に催促するようになることも。ここぞとばかりに遊んでもらいたいと考えているのでしょう。
4.隣に寄り添ってリラックス
飼い主が在宅している間は、飼い主の近くに寄り添っていたい犬が多いです。飼い主に甘えて幸福感に浸ったり、飼い主の隣にいることで安心感を覚えるのでしょう。
隣に寄り添うように座り込み、リラックスする姿を見せる頻度も休日以外の日に比べると多く、飼い主がいつもより家に長くいてくれる安心感からくつろいでいると考えられます。
犬も気持ちが浮き沈みする『土日病』に要注意!
犬は飼い主の行動パターンを観察し、そのルーティンを学習することに長けています。そのため休日の次の日には、再び飼い主がいなくなり長時間の留守番が必要な日がやってくることを考え、憂鬱になってしまう犬も。
これは、飼い主が休日になるとたくさんかまってくれるようになったり、同じパターンで休日がやってくる場合に多く見られます。
『土日病』は精神的に負担をかけてしまうため、ストレスによる問題行動や体調不良につながる恐れもあるでしょう。
なるべく休日とそれ以外の日の差をつけないよう接してあげることが大事です。また、休日であっても普段と同じような生活スタイルを崩さないことも、犬の憂鬱な気持ちを湧き上がらせないコツです。
まとめ
いかがでしたか。犬が飼い主の休日にとる行動には、普段から「甘えたい」「もっと一緒にいたい」という欲求が見え隠れしています。
しかし、休日と普段の生活に差が生じると、土日病を発症するリスクも高まるので、なるべく差が生まれないよう普段通りに過ごしましょう。
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