魚も肉も秋の味覚を直売所でお得に!サンマ5匹600円・カツオ6匹200円・牛タンが400g129円など、月に1度の人気直売所には早朝から大行列ができていました。
【動画】「牛タン400g129円」「カツオ6匹200円」など 地元で人気!月1回限定のお得すぎる秋の直売所
午前4時、板橋区の住宅街。
記者
「辺りはまだ真っ暗なんですが、明かりがついたこちらの建物に人が入っていきます」
その後も続々と吸い込まれるように同じ場所へ入っていく人々。皆さんいったいこんな時間に何をしているのでしょうか?
思い切って声をかけてみると、皆さんが我さきにと取りに来ていたのは月に1度だけ開催される「幻のお得イベントの整理券」。
整理券を取りに来た人
「早めに来ないとなくなっちゃう」
「安い。物価高なので安いのがすごい魅力で、しかも美味しい」
「きょうは100人くらい来てるのでちょっと大変です」
整理券は人気すぎて朝5時半ごろにはすでに100番近くに。そしてオープンの午前10時になると、店内は大混雑。皆さんのカゴの中に入っていたのは、大量のお肉。ここは老舗レストランやホテルに良質なお肉を卸す問屋さんの直売所。
合いびき肉は100グラム54円。豚肩肉は100グラム110円。唐揚げ用・宮崎県産の鶏モモ肉は100グラム135円など、毎月最終土曜のみ卸価格でお肉が買えるんです。
お客さん
「安いよね~。いつもテンション上がります」
よりお得なお肉を求める人々。中でも一番人気はお肉がぎっしり入った、お肉の詰め合わせセット、3000円。中身は山形豚のロース肉や和牛の切り落としなど、およそ5000円相当・計11点が入って、使い勝手もいいんです。
お客さん
「これは生姜焼き用だから生姜焼きにしたり、野菜をくるんで巻いて。何やってもおいしいですよ」
さらにお姉さんが思わず大量買いする売り切れ必至の商品が、「シチュー用の牛タン」400グラム129円。加工の際に余った部分なんですが、使っているのは上牛タンなので味にはまったく問題なし。オープンのわずか1時間後には売り切れに。
さらにこちらの直売所、お得にお肉を買えるほかにも人気の理由が、お肉の試食サービス。焼きたて、このボリュームのものを無料で食べられるのは超お得。
お客さん
「ジューシーでおいしい」
「めっちゃうれしいです。買いたくなります」
その日のおすすめや特売品などを豪快に焼き上げるのは、この店の社長。輸入肉が高騰する中、国産牛の肩ロースを「物価対策ステーキ」として100グラム327円で販売。もちろんこれも試食できるんです。
日光畜産 庭野岳彦 社長
「そもそも待っててもらうのが申し訳ないんで、すこし暇つぶしに食べてもらおうということで始めたんですけど」
さらに、3000円以上のお買い物で今、品薄のお米が2合ももらえちゃうんです。
続いての秋のお得な直売場は…行列ができていたのは神奈川県大磯町の漁港。
神奈川・大磯町 池田東一郎 町長
「毎月大体来てますね~」
地元町長も毎月訪れるという街で大人気のイベントが…。飛ぶように売れていく丸魚。毎月第1土曜開催の「さかなの朝市」。
サバは3匹で200円。味も鮮度も抜群の地魚が格安で買えるとあって大盛況。
一番人気は地元産のアジ。1袋に6匹入って500円。新鮮なアジはそのまま3枚におろして、お刺身で食べるのが、漁師さんたちのおすすめ。ネギやショウガなどお好みの薬味と一緒にたたきにして、なめろうにするのもよし。
女性が買ったのはソウダカツオ。袋にパンパン6匹も入って200円。
ソウダカツオを購入
「オリーブオイルとにんにくと鷹の爪とか入れて、ちょっとグツグツ煮込んで、ツナみたいな感じにしようかなと思ってます」
ちなみに、一緒に買ったアジは干物にして楽しんだんだそう。
先月からスタートしたのは競り。この日出てきたのは秋の味覚サンマ。
競り人
「サンマ欲しい人いますか、サンマ」
男性がサンマ5匹を600円でゲット。今年は豊漁と言われるサンマも、スーパーだと150円以上するところもあるので、お買い得。
それを超えるかなりお得なイベントが、サバの切り身の詰め放題。身も厚く、脂ものって美味しいこのサバが1袋300円で詰めまくれるんです。
なんと2袋同時に挑戦する女性も。
詰め放題挑戦中
「結構いっぱい入ります」
そろそろ限界か?と思ったら…ちゃっかり最後に美味しいサバ。袋から出してみると、合計43切れをゲット。
大磯二宮漁業協同組合 高橋拓郎さん
「皆さんに食べてもらいたいというのが一番の目的なので、普通じゃ買えない値段で提供するっていうのが、一番の目的」
人気の直売所で秋の味覚をお得に楽しめそうです。