スカイの企業評価額は5億2,500万ドル、2025年の商用運転に向けて準備中
パリ, 2024年9月17日 /PRNewswire/ -- High-Altitude Platform Systems(高高度プラットフォーム・システム、英文略称HAPS)を専門とする米国の先進的な航空宇宙企業Sceye(スカイ)は本日、World Space Business Week(世界宇宙ビジネス・ウィーク、英文略称WSBW)において、シリーズCの資金調達ラウンドを成功裏に完了したことを発表しました。この資金調達ラウンドを主導したのは、情報通信技術、衛星、デジタル・ソリューションの分野で確固たる地位を築いているサウジアラビアの大手企業、Mawarid Holding Company(マワリッド・ホールディング・カンパニー、以降「マワリッド」)です。
スカイ社は、シリーズCの資金調達ラウンドを完了し、バランス・シートを強化しました。これにより、同社の資金調達前の企業価値は5億2,500万ドルとなります。これを元手に、研究開発活動、飛行プログラムに資金を投入し、2025年に最初の商業運用を開始する上で十分な流動性を確保できます。
今回の戦略的提携は、ラテン・アメリカに重点を置いたシリーズBラウンドでAmérica Móvilが最大の投資家として関与したことに続き、成功を収めているスカイ社のパートナーシップ戦略を継続するものです。
「シリーズCラウンドは、スカイにとって重要なマイルストーンです。この資金のおかげで、当社のプラットフォーム開発と商業化へのロードマップが加速され、2025年のHAPSテクノロジーの商用化への道筋を描けるようになります。マワリッドとの提携により、当社の革新的なソリューションに新たな領域と市場機会が生まれます」とスカイのCEO兼創業者であるMikkel Vestergaard Frandsen氏は述べています。
マワリッド副会長のGhassan Itani氏は次のように付け加えています。「今回の提携は、マワリッドの先駆的な技術の進歩と、重要な産業分野に対するデジタル・ソリューションの提供への取り組みを強化するものです。HAPSテクノロジーを取り入れることで、戦略的産業ソリューションの総合プロバイダーとしての地位を私たちは強化します。」
このシリーズC投資の発表は、スカイの2024年フライト・プログラムの成功に続くものです。このプログラムで、同社は、運用エリア上空にとどまりながら永続飛行能力を実証するという重要なマイルストーンを達成しました。このテスト・フライトでは、日中は太陽エネルギーで電力を供給し、夜間はバッテリで飛行能力を確保することで、スカイ社のHAPSが連続的に稼働できることが証明されました。
この成果は、地上と宇宙のシステムの間に新たなインフラ層が到来したことを意味します。これで明らかになるのは、接続アクセスの拡大、災害対応の管理、環境変化の監視、気候関連災害のリアルタイム検出におけるHAPSテクノロジーの潜在的な変革力です。
Sceye(スカイ)について
2014年に設立されたスカイは、人々をつなぎ、地球を守るために成層圏技術の進歩に取り組む航空宇宙会社です。スカイは、ユニバーサル接続、気候監視、天然資源管理、災害防止に重点を置いた高高度プラットフォーム・システム(HAPS)業界をリードしています。
Mawarid(マワリッド)について:
1968年に設立されたMawarid Holding Company(マワリッド・ホールディング・カンパニー、英文略称MHC)は、ICT、衛星、デジタル・ソリューションなど、多岐にわたるポートフォリオを備えたサウジアラビアの大手企業です。MHCは、世界の通信業界で活躍しています。1990年代初頭からIridium Communications Inc.(Nasdaq:IRDM)を創業し、株主として、中東全域のさまざまなICTおよびメディア部門(Salam、TLS、ATSS、「Noorsat:Geo-operator」など)で事業を展開してきました。
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