猫は言葉を話せない代わりに、態度や仕草などに飼い主への「信頼度」があらわれることが多いです。そこで今回は、猫の「信頼度」をチェックするための項目について解説します。
1.手からご飯やおやつを食べるかどうか
人懐っこい猫や社交性のある猫は除き、もともと警戒心が強めの猫や保護したての猫は手から直接ご飯を食べることはありません。それどころか、手を差し出すだけで逃げてしまったり攻撃されてしまうこともあるほどです。
そんな猫でも、懸命にお世話してくれる飼い主と時間を過ごす中で信頼度が高まってくると、手に乗せたご飯やおやつを直接食べてくれるようになります。飼い主としても一気に猫との心の距離が縮まったように感じられて、喜びもひとしおです。
もし愛猫が手の上に乗せたご飯やおやつを直に食べてくれたなら、飼い主に心を開いていて信頼度が高まっている証拠でしょう。
2.リラックスしているかどうか
外で暮らす猫は基本的に、「外敵がいないか」「異変が起こらないか」など、周りを警戒して常に気を張っている状態です。
室内で暮らしていても、飼い主や家の環境がまだ信頼できていないうちは、いつでも動けるような体勢で座っていたり、寝ていたとしてもどこかリラックスしきれていない様子が見られます。
猫が本当に心を許していて飼い主への信頼感が強くなっていると、飼い主が近くにいる場所でも手足を伸ばしてだら~んと無防備にくつろぐことが増えていくのです。中には、猫にとって弱い部分であるお腹を上に向けた「ヘソ天」のポーズで寝てしまう子も。
体のどこにも力が入っていない、まるで溶け切っているかのような体勢は、飼い主から見ても「本当にリラックスできているんだな」と感じられて愛おしくなります。
3.喉をゴロゴロ鳴らすかどうか
猫が飼い主への「信頼度」を表す仕草のひとつとして広く知られているのが、喉をゴロゴロと鳴らす仕草です。愛猫が飼い主のそばで目を細めてゴロゴロと喉を鳴らしていたら「大好き」の証です。
また、ゴロゴロ音と合わせて飼い主へ体をスリスリとこすりつけてきたり、そばに寄り添ってくるといった行動を見せる時も、愛猫からの信頼度がかなり高い証拠と言えます。
ただし、ゴロゴロ音はストレスを感じている時や体の痛み・違和感を解消するために鳴らす場合もあります。隠れてうずくまる、じっと動かない、近くには寄ってこないといった行動を伴うようであれば注意が必要です。
愛猫に異変が見られる場合は、速やかに動物病院を受診してください。
4.お尻を向けてくる
人間の常識で考えると不思議に感じますが、猫がお尻を向けてくるのも、飼い主への強い信頼があるといえる行動のひとつです。
猫がお尻を向けてくるのは挨拶の一環で、猫同士の場合は相手の体調やケンカの強さなど様々な情報をキャッチできます。ただし、お尻を向けることは相手に背中を見せることでもあるので、「この人は安心できる」と感じている相手にしかできない行動なのです。
しっぽの付け根を撫でられたりポンポンされたりするのが好きな猫は、撫でてほしさにお尻を向けてくることもあります。我が家の猫はこのタイプで、しっぽをピンと立ててお尻の穴を見せつけるかのようにして「早く撫でて~」と催促してくるのが定番です。
まとめ
今回は、猫の「信頼度」をチェックするための項目について解説しました。どの行動も、飼い主に対して心を許しているからこそ見られるもので、猫がとてもリラックスしている様子が見て取れるはずです。
まだいまひとつ愛猫からの信頼度が足りないと感じたら、猫が放っておいてほしい時は構わないようにするなど、できるだけ「猫ファースト」で猫の気持ちを尊重するように心がけてみてください。
愛猫の「信頼度」が増えていることが確認できるようになると、愛猫への愛おしさもどんどん高まっていきます。愛猫の愛らしい行動を引き出せるように、ぜひたくさん愛を与えてあげてくださいね。
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