政府は20日の閣議で、10月から自衛官が定年する年齢を5つの階級で1歳引き上げることを決定しました。
木原防衛大臣
「人的基盤の強化に資する政策については、防衛力の中核である自衛隊員の能力を発揮するために極めて重要であり、今後も一層の推進を図ってまいりたい」
定年年齢が引き上げられる自衛官は、1佐、2佐、3佐、2曹、3曹の5つの階級で、10月から、▽1佐が58歳、▽2佐と3佐が57歳、▽2曹と3曹が55歳になります。
これは、自衛官の人材確保が課題となるなか、一昨年に策定した防衛力整備計画で示された自衛官の定年年齢の引上げを行う方針に基づく措置になります。
木原防衛大臣は会見で、「知識・技能・経験等を豊富に備えた人材の一層の有効活用を図る」と述べました。