英国の小さな鉄道駅に住む10歳の猫は、かわいらしくやさしい性格で大人気。SNSでも多数のフォロワーを持つセレブ的存在です。今日も遠くからこの猫に会うためだけにやってくる人々がいます。
遠方からやってくる「猫好き」たち
「大の猫好き」夫婦が、ランカスターの自宅から418キロも離れたブラック・カントリーの鉄道駅まで出かけました。そこにいる鉄道猫のGeorge(10歳)に会うためです。
GeorgeはSNSで数10万人のフォロワーをもつセレブ猫です。オリジナルグッズも販売されていて、駅のシンボルになっています。
飼い主がスペインに移住してしまった2017年からスタウアブリッジ・ジャンクション駅のIan Tomlinson駅長に引き取られ、以来この駅で日々を過ごすようになりました。よく切符売り場で丸まってくつろいでいます。
この猫に会うために、遠くからやってくる人は後を絶ちません。米国、カナダ、アジアから訪ねてくる人もいます。
PollyさんとTonyさんのArmstrong夫婦も、結婚15周年を祝うために猫用おやつを持参してやってきました。Pollyさんは、こう話してくれました。
「2人とも猫好きで、毎日Facebookでこの猫を見ています。Georgeがいないかどうか、ここのホームで探しているところ。おやつを3袋もおみやげに持ってきたのよ。わたしたち、猫に首ったけなの」
ふらっと会いに訪れる猫好きたち
自家用車でGeorgeに会いにきた別の夫婦Mike Bellさん(74歳)とIrisさん(72歳)は、朝のテレビでこの猫のことを知り、すぐに64キロ離れたチッピング・カムデンからかけつけました。
「今朝ニュースで知って『ちょっと見てこよう』と思ったんです。こんなに衝動的に行動したのは初めてです。Georgeはすごく魅力的で、とてもやさしい性格。この猫は愛らしくてとても清潔で、よく世話されています。うちではずっと馬や猫を飼ってきましたが、最後に飼ったのは茶トラ猫でした。いまではもうペットを飼っていません。亡くなってしまうのが耐えられないからです」と彼はいいます。
ブランドグッズも販売
Georgeには、X(旧Twitter)で6万6千人、Facebookでは4万9千人のフォロワーがおり、Google Mapにも登録されているほどの人気があります。
駅ではGeorgeブランドの帽子やマグカップ、コースター、カレンダーも販売されていて、収益の一部は地元の慈善団体に寄付されるということです。
あなたも、Georgeに会いに出かけてみませんか?
関連記事
・猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理
・猫を厳しく叱った結果…思わぬ『仕返し』が面白すぎると51万1000再生「怒れないねw」「不利になって笑った」と爆笑の声
・"日課の散歩"出発前に『爪切りしてから』と言われて…元野良猫の『微笑ましすぎる日常』が39万再生「捕獲される時の悲鳴…」「武将面w」
・長毛猫をシャンプーしたら…『まるで別人』のようになった様子に驚愕の声続出「半分以下になった」「別ニャンだ」と27万6000再生
・猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している