■MLB ドジャース 2ー4 パドレス(日本時間25日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースは2点を追う9回裏の無死一・二塁の好機に、まさかのトリプルプレーで敗戦。9番M.ロハス(35)が痛烈なサードゴロも、サードのマチャドが三塁を踏み、二塁へ送球、さらに一塁にも送球されまさかのトリプルプレーでゲームセット。
1番・大谷翔平(30)もネクストバッターズサークルであ然の表情。スタジアムは悲鳴とため息が響き渡り、リクエストが入るも三重殺が認められ大谷の前で試合終了となった。
1-4の9回裏、パドレスの守護神、R.スアレス(33)から先頭W.スミス、エドマンと連打で無死一、三塁のチャンスを作ると、8番・K.ヘルナンデスがバットを折りながらもセンター前へタイムリーで2対4と2点差。誰もが大谷に打席が回って反撃のシチュエーションを思い描いたが、まさかの展開で3アウトとなり、大谷の“ヒリヒリした打席”は実現せず。
23日のロッキーズ戦では1点を追う9回裏で大谷が53号同点弾を放ち、ベッツのサヨナラ本塁打を呼び込んで劇的勝利。この日も2戦連続のサヨナラ劇を期待したが、パドレスが逃げ切った。
前日24日に今季3度目、通算10度目の週間MVPを獲得した大谷は、この日本塁打&盗塁ともになしの3打数1安打(1四球)。53本の大谷は、本塁打MLB全体トップでこの日3戦連発56号を放ったヤンキース(ア・リーグ)のA.ジャッジと「3差」に広がった。
今シーズンは残り5試合。チームは首位攻防戦の初戦を落とし、2位パドレスと2ゲーム差に。パドレスはこの勝利でプレーオフ進出が決まった。