タイムパフォーマンスいわゆる“タイパ”を重視する傾向が高まるなか、NITE=製品評価技術基盤機構は、電子レンジなどの調理家電で手間をかけずに料理する“ずぼら調理”での事故への注意を呼びかけています。
NITEによりますと、電子レンジをはじめとする調理家電の事故は、去年までの5年間に494件報告されていて、事故原因が分かっている226件のうち44%は、使用者の不注意や誤使用が関係するものだったということです。
カップ麺を容器ごと電子レンジで加熱し容器が爆発したケースや、IHコンロで油の温度を一定に保つ機能を使用せずに少量の油で揚げ物をしようとしたところ、火が上がりやけどしたケースなどがありました。
NITEは、「できるだけ手間をかけたくない」「ちょっと温めるくらいなら大丈夫」といったずぼらな気持ちが大きな事故につながるおそれもあるとして、調理の前に、取扱説明書や商品パッケージの注意事項を確認するよう呼びかけています。