■MLB ドジャース 4ー3 パドレス(日本時間26日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのパドレス戦に「1番・DH」で出場し、3打数2安打2打点1盗塁で打率は.303となった。マルチヒットで2度の勝ち越しタイムリー、今季56盗塁でイチローがルーキーイヤーだった2001年にマークした日本人最多の56盗塁に並んだ。
チームも1点差ゲームを勝ちきってマジック「2」が再点灯、明日勝てば3年連続となる地区優勝が決まる。
試合後、取材に応じた大谷は「各打席、チャンスのいい場面で回ってきたので、打てて少しこう感情的にというか、嬉しさがこう出たかなと思います」と大一番での緊張よりも楽しさを口にした。
好調の打撃に関しては「いい時っていうのは必ず、自分のストライクを維持できている、ストライクゾーンを維持できていると思うので、単純にやっぱ調子がいいなあとは思う、やっぱりそこが、振るべき球を振ってますし、振った時にもいい結果が出てるっていうのは、構えもいいし、それに伴って、スイングの軌道自体もズレてないんじゃないかなとは思います」と話し、「スライダー、シンカー、チェンジアップとか、あまり関係ないというか、本当にその、ゾーンに来た球を、基本的にはどのルートを通っても、そこに来た球を打てば、いい結果が出ると思うので、はい、もうその通りにやりたいなと思ってます」とどのボールでも自身のゾーンに入ったら捉えると話した。
今季56盗塁でイチロー氏が持つシーズン日本選手最多盗塁タイ記録に並んだことには「もちろん憧れの選手でもありますし、まあ数が並んだからといってそれが変わることはもちろんないので、まあ引き続きというか、チームの勝ちのためにしっかり走るところは走っていきたいなと思っています」
そして、メジャー7年目で初めての目前に迫った地区優勝については「そのために、ここまで頑張ってきましたし、それをホームのゲームで明日できれば、それは特別じゃないかなと思います」と明日の一戦に気合を入れていた。