ようやく暑さが落ち着き、気持ちよく過ごせるようになった「秋の夜長」。特にこの季節、大事なのが「睡眠」です。いい睡眠をとっていますか?
【写真を見る】「疲れとれない…」いい睡眠とれてますか? 寝室のドアは開ける◎ 悪夢の影響は? “快眠”新常識【Nスタ解説】
室温23度 体に寒すぎる…薄手のものをかけると〇
小笠原亘キャスター:
街の人に、最近眠れているか聞いてみました。
中学1年生
「夏は暑くて寝付けないときもあったけど、最近は(涼しくなり)なくなってきた」
24歳 会社員
「風通しもいいし、窓を開けて寝ています。私はお布団をかけて、旦那さんは何もかけずに」
快眠セラピストの三橋美穂さんによると、「秋の気温は脳にはベストですが、体には涼しすぎる」ということです。
室温23度は脳にとってはとてもいいそうです。ただ、体にとって23度は寒すぎで、布団の中の33度ぐらいが快適だといいます。
厚手の羽毛布団などでなくてもいいと思いますが、薄手のものは羽織った方がいいのではないかということです。
「お金かけずに睡眠の質あげる」寝室のドアは開ける?閉める?
小笠原キャスター:
寝るときに寝室のドアを開けますか?閉めますか?
ホラン千秋キャスター:
閉めます。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
開けています。
井上貴博キャスター:
エアコンをつけている時は閉めますが、つけていなかったら開けます。
小笠原キャスター:
寝室のドアは開けて寝るのが正解だということです。快眠セラピストの三橋美穂さんは「お金をかけずに睡眠の質を上げられます」としています。
快眠できるCO2の濃度は1000ppm以下なのだそうです。家族3人の場合、就寝時のCO2濃度は500ppmですが、9時間後、ドアを開けた場合は1000ppm以下で快眠できました。対して、閉めた場合は4000ppmを超えてしまい、浅い眠りになりました。
松田丈志さん:
真夏は暑いのでドアを閉めてエアコンを効かせて寝ていたのですが、最近少しドアを開けて寝てみたところすごく寝れたので、ここ1〜2週間はドアを開けて寝ています。
井上キャスター:
サーキュレーターなどで空気の流れを作ると新鮮な空気が入ってきて良いのかもしれません。
夢を見ると「熟睡できない」は本当?
小笠原キャスター:
夢を見ると熟睡できないのでしょうか。東洋大学・社会学部の松田英子教授によると「夢を覚えているのは、しっかり睡眠が出来ている証拠」であり、悪夢を見ることも“ネガティブな思考”を睡眠中に処理できるため、ストレス解消になるとのことです。
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<プロフィール>
松田丈志さん
元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父