愛犬が部屋をウンチで汚してしまって困る時は、原因に沿った対処を行うのが大切です。この記事では、愛犬のウンチが散らばってしまう5つの原因と、改善方法をご紹介します。
愛犬のウンチが散らばってしまう原因
犬がウンチを散らかしたり、トイレ以外の場所で排泄してしまうと処理が大変ですよね。
まずは、なぜそのような状態になるのか原因を追求し、その上で適切な対処を行いましょう。
1.トイレの環境に問題がある
犬がトイレの場所を今ひとつ理解していない様子があり、トイレシーツからはみ出してしまうことが多い場合は、トイレの環境を見直してみましょう。
もしかするとトイレが小さい可能性があるため、成長に合わせたサイズをお選びください。トイレトレーニングが安定するまでは、サークルの中にトイレを設置し、隙間なくトイレシーツを敷き詰めておくと処理が楽になります。
また、犬はデリケートなので、寝床からトイレまでの距離はある程度離しましょう。お子様やほかのペットや、騒音が気にならない場所に設置するのが望ましいです。
2.体調不良を起こしている
急にウンチが散らばるようになったときは、犬が体調不良を起こしていないか確認してください。下痢や消化不良など、何らかの原因が関係している可能性があります。
しばらく観察を行い、改善が見られないようであれば動物病院を受診するようにしましょう。この時、犬が食べたものや回数、排泄の状態をメモに残しておくと詳しい状況を伝えられます。
3.老化によるもの
もしかすると老化による認知症などが原因で、トイレを失敗しているのかもしれません。急にトイレを失敗するようになり、ある程度年齢を重ねている場合は認知症を疑ってみてください。
トイレの失敗以外にも、耳や目の衰え、歩行困難などさまざまな症状が出てくるおそれがあります。サークルの中にトイレシーツを敷き詰めて、経過を観察してみてください。
4.ストレスや不安から
留守番中にウンチを散らかしてしまうなど、いたずらでやってしまうのはストレスや不安などを抱えているケースが少なくありません。環境の変化や騒音、コミュニケーション不足など、愛犬のストレスになる原因がなかったか思い直してみてください。
ウンチを散らかすことで、飼い主さんにかまってもらえると勘違いする犬も中にはいます。トイレを汚しても叱らずに、黙って処理をしてしまいましょう。
5.トイレハイによるもの
ウンチの後にテンションが上がってしまう「トイレハイ」によって、お部屋を汚してしまう犬も少なくはありません。
排泄後にテンションが上がる明確な原因はわかりませんが、これには冷静に対処する必要があります。
大きな声で叱ると、逆に「遊んでもらえる」と勘違いするおそれがあるため、適切なトイレトレーニングで少しずつ改善を図ることが大切です。
犬のウンチに関する困りごとをトレーニングで改善する方法
犬がウンチを散らかしてしまうなど、お世話にお悩みの飼い主さんはこの機会にしつけの見直しを行いましょう。
ここでは、ウンチの悩みごとをトイレトレーニングで改善する方法をご紹介します。
排泄のタイミングを管理する
毎日規則正しい食生活を送ると、犬がウンチを排泄するタイミングを掴めるようになります。ウンチが出るタイミングにトイレへ誘導し、できたらしっかり褒めることを繰り返しましょう。
排泄後はすぐにきれいにお尻をウェットティッシュで拭き取り、すっきりした感覚を教え込みます。ちょっとしたご褒美を与えながら進めてもよいでしょう。
「できたら褒める」を繰り返す
「トイレでウンチをするといいことがある」と覚えるまで、何度も繰り返すことが重要です。トイレの場所をしっかり認識させ、成功したら「いい子!」「よし!」と思い切り褒めてあげてください。
ご褒美のおやつを取り入れながら、トレーニングを行うのもおすすめです。
トイレの成功が続くようになったら、徐々にご褒美なしでもできるように見守り続けてください。失敗をしたらトレーニングを再開させ、一から徹底的に見直すことが大切です。
まとめ
犬がウンチを散らかす原因はさまざまなので、なぜそのような行動をするのかしっかりチェックしましょう。体調や老化に問題がある場合は、早めに獣医師に相談してください。
トイレトレーニングがうまくいかない場合は、ドッグトレーナーなどの専門家に相談するのもひとつの方法です。なかなか大変な問題なので、1人で悩まずに誰かの力を借りてくださいね。
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