愛犬に新しいベッドを買って帰ってきたのに、なかなか寝てくれない…という飼い主さんたちの声をよく耳にします。なぜ犬は『新しいベッド』で寝てくれないのでしょうか。今回は考えられる要因や解決策を紹介します。
愛犬に新しいベッドを買ったのに使ってくれない…!
愛犬により寝心地の良さそうなベッドで寝てもらいたい、という思いから新しいベッドを購入したのに、なぜか見向きもせず使ってくれない…という経験を持つ飼い主さんは多いはず。
犬が新しいものを使ってくれないショッキングな状況は意外と多く、警戒心の強い動物ならではの理由が関係していると考えられます。
なぜ犬が新しいベッドを使ってくれないのか理由を知った上で、愛犬が積極的に「使いたい」と思えるようなベッド環境を整えてあげましょう。
犬が『新しいベッド』で寝てくれない理由4つ
犬が『新しいベッド』で寝てくれないとき、どのような理由が考えられるのでしょうか。
1.知らないものに対する警戒心が働いている
人懐こい印象の強い犬たちですが、実は元々は警戒心が強く繊細な動物です。そのため、自分のテリトリー(家の中)に知らないものが置かれるだけでも不安を感じることがあります。
たとえ飼い主が愛犬のためにと買ってきたベッドであっても、初見は『知らないもの』です。そのため、単純に知らないものに対する警戒心が働き、なかなか新しいベッドを使ってくれない犬が多くいます。
2.慣れないニオイに戸惑っている
犬が今まで使っていたベッドには、自分のニオイが強く染み付いているため、安心して眠れるというメリットがあります。しかし、新しいベッドは無臭です。もしかすると、買った店舗のニオイが染み付いていることもあるでしょう。
すると、知らないニオイや慣れないニオイに本能的に警戒心が働いてしまい、「居心地が悪い」「安心して休めない」と感じてしまうのです。
3.大きさが適していないため落ち着かない
新しく買ったベッドは、愛犬の体のサイズに合っていますか。犬のベッドに適している大きさは、愛犬が余裕で寝返りを打てる程度の広すぎず狭すぎない大きさです。
狭すぎると窮屈さを感じてストレスになってしまいますし、広すぎても守られている安心感がなくなり、落ち着かなくなってしまいます。
こうしたベッドの場合は愛犬に合っていない可能性が高いので、元のベッドに戻したり、新たに出費がかさんでしまいますが、新しく適したサイズ感のベッドを購入しましょう。
4.前のベッドに比べて寝心地が悪い
さまざまな理由から前のベッドに比べて寝心地が悪いと感じている場合も、新しいベッドに寝てくれません。たとえば、素材やベッドの硬さなどが挙げられます。
犬によってベッドの好みも違うので、ベッド選びは簡単ではありません。ふかふかとした柔らかいベッドが好みの犬もいれば、少し硬めのしっかりしたベッドが好きな犬もいます。ドーム型で守られているベッドが好きな犬もいれば、オープンなフラットタイプが好みの犬もいるでしょう。
他にも前のベッドの位置と別の場所に設置している場合は、ベッドを置いている環境が悪いことも。外の音が聞こえやすい場所や人の行き来が激しい場所は、ゆっくり休むことができません。静かに休める場所にベッドを置いてあげてください。
愛犬に新しいベッドで寝てもらうための解決策
愛犬に新しいベッドで寝てもらうためには、新しいベッドが寝心地の良い場所だと理解してもらうことや慣れてもらうことが重要です。
愛犬の体の大きさや好みの使用感に合ったベッドを選び、静かに休める場所に置いたり愛犬のニオイの染み付いたブランケットなどを一緒に置いてあげましょう。
このように愛犬が安心してくつろげる環境を整えてあげることで、最初は慣れないベッドに戸惑い寝てくれないかもしれませんが、徐々に興味を示し、最終的にはベッドとして使ってくれるようになります。
まとめ
いかがでしたか。犬が『新しいベッド』で寝てくれない理由は、主に前のベッドに比べて安心できないからです。愛犬が安心してゆっくり休めるようなベッドを選び、環境を整えてあげることで、新しいベッドを使ってくれるようになるでしょう。
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